2.3.2 トランザクション同期登録方式
トランザクション同期登録方式でタイマトランザクションを起動するには,ee_tim_execap関数のacttypeにEETIM_COMTを指定します。トランザクション同期登録方式は,同期点を取得した時点(コミットした時点)から指定された時刻または時間に達したときに,タイマトランザクションを起動します。
指定した時刻または時間に達していても,同期点を取得していない場合,タイマトランザクションを起動しません。この場合,同期点の取得時にトランザクションを起動します。起動する時刻または起動するまでの経過時間の指定方法を次に示します。
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時刻指定
タイマトランザクションを起動する時刻を指定します。指定時刻が現在の時刻以前の場合は,即時起動します。ee_tim_execap関数のactionにEETIM_TIMEを,activeに起動する時刻を指定します。
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経過時間指定
同期点が取得されてから,タイマトランザクションを起動するまでの経過時間を指定します。ee_tim_execap関数のactionにEETIM_INTVを,activeに経過時間を指定します。
ee_tim_execap関数のactionにEETIM_JUSTを指定した場合,同期点が取得されたときに,タイマトランザクションを起動します。この場合,ee_tim_execap関数のactiveに時刻または時間を指定しません。
トランザクション同期登録方式で登録したタイマトランザクションは,トランザクションが異常終了またはロールバックに決着した場合は無効になります。
トランザクション同期登録方式で登録したタイマトランザクションの取り消しは,トランザクションが異常終了またはロールバックに決着した場合は無効になります。このとき,起動する時刻または時間に達していたタイマトランザクションは,即時起動されます。