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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


付録A 中央処理通番

中央処理通番とは,TP1/EEがトランザクションを起動するときに,トランザクション単位に割り当てる通番です。

中央処理通番の範囲は16進数で00000001〜ffffffffです。ラップした場合は,再度00000001から始まります。

中央処理通番には,次の種類があります。

トランザクションに割り当てられる中央処理通番の例を次の表に示します。

表A‒1 トランザクションに割り当てられる中央処理通番

同期点

カレント中央処理通番

オリジナル中央処理通番

トランザクション開始

1

0

コミット/ロールバック後(1回目)

2

1

コミット/ロールバック後(2回目)

3

1

コミット/ロールバック後(3回目)

4

1

コミット/ロールバック後(4回目)

5

1

コミット/ロールバック後(5回目)

6

1

コミット/ロールバック後(6回目)

7

1

(凡例)

コミット:ee_trn_chained_commit関数呼び出し

ロールバック:ee_trn_chained_rollback関数呼び出し

注※

カレント中央処理通番は,同期点ごとに変更されます。また,連番にならないことがあります。