11.9.1　全面リラン処理

プロセスダウン後の全面リラン処理で，起動中のロットに対する回復処理を行います。回復処理を行うロットには，回復処理時の状態によって，次の表に示す処理を行います。

表11‒8　ロットの回復処理時の状態と全面リラン後の処理
回復処理時の状態	全面リラン後の処理
バッチ処理トランザクションの実行中	バッチ処理トランザクションを起動します。
正常終了のバッチ終了トランザクションの実行中	ee_dbq_obsend関数を呼び出してからバッチ終了トランザクションがコミットするまでの間に，正常終了のバッチ終了トランザクションを起動します。
強制終了のバッチ終了トランザクションの実行中	ee_dbq_obscancel関数を呼び出してからバッチ終了トランザクションがコミットするまでの間に，強制終了のバッチ終了トランザクションを起動します。
中断のバッチ終了トランザクションの実行中	障害発生からバッチ終了トランザクションがコミットするまでの間に，中断のバッチ終了トランザクションを起動します。
ロットの中断中	全面リラン後の処理はありません。 ee_dbq_obsrestart関数によってトランザクション処理を開始します。

プロセスダウンの直接の原因となったバッチ処理トランザクションは，中断のバッチ終了トランザクションを起動します。プロセスダウンの直接の原因となったバッチ終了トランザクションは，障害中断中となります。