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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


7.3.2 再開始時に変更できない定義

TP1/EEのシステム定義には,システムの再開始時に変更できる,または変更が有効になる定義と,システムの再開始時には変更できない,または変更が有効にならない定義とがあります。

〈この項の構成〉

(1) TP1/Server Baseのシステムサービス定義

TP1/Server Baseのシステム再開始時に変更できるシステムサービス定義については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

ただし,TP1/EEが動作するTP1/Server Baseの場合は,マニュアル「OpenTP1 システム定義」で示すシステム再開始時に変更できる定義の中にも,TP1/Server Baseシステム再開始時に変更できないシステムサービス定義があります。TP1/EEが動作するTP1/Server Baseの再開始時に変更できない定義を次の表に示します。

表7‒20 TP1/EEが動作する場合の再開始時に変更できないTP1/Server Baseのシステムサービス定義

定義名

オペランド

ユーザサービス定義

uid

(2) TP1/EEサービス定義

TP1/EEの再開始時に変更できないTP1/EEサービス定義について説明します。TP1/EEの再開始時に変更できないTP1/EEサービス定義には,再開始時に変更するとプロセスダウンする定義と,再開始時に変更してもプロセスダウンしない定義とがあります。再開始時に変更するとプロセスダウンするTP1/EEサービス定義を次の表に示します。

表7‒21 再開始時に変更するとプロセスダウンするTP1/EEサービス定義の一覧

定義名

オペランド/コマンド

プロセス関連定義

service_group

RPC関連定義

node_id

rpc_reply_suspend_cnt

rpc_reply_suspend_recover

rpc_reply_errtrnr

rpc_reply_errtrnr_cnt

ユーザサービス関連定義

service

dbq_service

dbq_obs_service

uap_exchange_use

トランザクション関連定義

trn_tran_process_count

trn_max_subordinate_count

trnstring

DBキュー機能関連定義

dbqdef

dbqsrvdef

オンラインバッチ機能関連定義

dbq_obs_lot_no

dbqobsdef

dbqobssrvdef

dbqobslotdef

トラブルシュート関連定義

trb_tasktm_type

trb_trace_type

注※

-rオプションは除きます。

注意事項

TP1/EEは,再開始時に変更するとプロセスダウンするTP1/EEサービス定義をチェックするためにステータスファイルを使用します。正常開始時にステータスファイルへの書き込み処理ができなかった場合,および再開始時にステータスファイルの読み込み処理ができなかった場合は,プロセスダウンします。

再開始時に変更してもプロセスダウンしないTP1/EEサービス定義を次の表に示します。

表7‒22 再開始時に変更してもプロセスダウンしないTP1/EEサービス定義の一覧

定義名

オペランド/コマンド

プロセス関連定義

reserve_thread_no

thread_no

cmd_port

xtc_use

mcp_use

fsp_use

RPC関連定義

rap_listen_port

name_use

ユーザサービス関連定義

errtrn1

errtrn2

errtrn3

errtrn4

errtrns

errtrnr

module

ステータスファイル関連定義

sts_single_operation_switch

sts_control_buffer_length

sts_signal_buffer_length

stsflgrp -gオプション

stsflnam

DBキュー機能関連定義

dbqgrpdef -kオプション

サービスグループ情報関連定義

mysvgdef

myreplydef

注※

UAP共用ライブラリ入れ替え機能を使用する場合に変更すると,プロセスダウンします。