3.12 処理キュー統計情報の表示機能
コマンド実行(eelsque)単位の処理キュー統計情報を表示する機能です。前回コマンド実行時から今回コマンド実行時までの処理キュー統計情報を出力します。
処理キュー統計情報の内容は次のとおりです。
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前回コマンド実行時から今回コマンド実行時までに処理した処理キュー数
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今回コマンド実行時に滞留していた処理キュー数
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前回コマンド実行時から今回コマンド実行時までに,滞留していた処理キューの最小滞留時間
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前回コマンド実行時から今回コマンド実行時までに,滞留していた処理キューの最大滞留時間
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前回コマンド実行時から今回コマンド実行時までに,滞留していた処理キューの平均滞留時間
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今回コマンド実行時に,対象処理キューを実行中のスレッド数
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サービス/トランザクションレベルの同時処理限界数
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サービス/トランザクションレベル(処理キュー名)
統計情報はサービス名単位で表示します。ただし,次の条件をすべて満たす場合,トランザクションレベル名単位でキュー情報を表示します。
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fsp_useオペランドにYを指定
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TP1/FSPのqueue_draw_method定義-pオプションにtrnlevelを指定
出力対象は次の定義で指定したサービス,またはトランザクションレベルです。
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service
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dbq_service
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dbq_obs_service
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obm_service
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queue_trnlevel
統計情報の取得対象となるトランザクションは次のとおりです。
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ユーザコマンドトランザクション
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サービストランザクション
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MCP後処理トランザクション
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タイマトランザクション
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ERRTRN2
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ERRTRN4
キュー情報の1つの処理数を例に説明します。
次の図はサービス単位の処理キューの処理数の変化を時系列に表した図です。
コマンド実行1でサービスSV1のキュー情報を出力後,全ユーザサービスの出力用キュー情報を初期化します。コマンド実行2で-vオプションを省略した場合,SV2,SV3の出力されるキュー情報はコマンド実行1を実行した時間からカウントしたキュー情報になります。
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