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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


3.7.2 運用コマンド実行機能

運用コマンド実行機能を使用すると,オンライン中に入力できる,ユーザが作成したコマンドおよびTP1/Server Baseのコマンドを,TP1/EEプロセス中のUAPからee_adm_call_command関数で実行できます。コマンドの実行結果はUAPにリターンします。

運用コマンド実行機能では,RPC通信にネームサービスを使用しません。このため,必ずサービスグループ情報関連定義のeesvgdef定義コマンドに,コマンドを実行したいノードの運用コマンド実行サーバのサービスグループ情報を指定してください。

運用コマンド実行機能は,TP1/EEのコマンドにも使用できます。ただし,TP1/EEのコマンドのうち,コマンドの処理と同等の処理を関数で提供しているものに関しては,運用コマンド実行機能で実行することはお勧めしません。

なお,TP1/Server BaseのコマンドおよびTP1/EEのコマンドの一部は,運用コマンド実行機能で実行できません。

運用コマンド実行機能の詳細については,マニュアル「TP1/Server Base Enterprise Option プログラム作成の手引」を参照してください。