2.1.1 クライアント/サーバ形態の通信
クライアント/サーバ形態の通信とは,TCP/IPプロトコルで接続したLANを介してメッセージを送受信することによって,相手システムと通信する方法です。メッセージの受信時,TP1/Server Baseを介さないでTP1/EEが直接受信することによって,効率良く処理できます。クライアント側およびサーバ側の形態を次に示します。
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クライアント側(送信形態)
メッセージ送信では,同期応答型RPC,非同期応答型RPC,および非応答型RPCを使用して通信できます。非応答型RPCには,トランザクションに同期してメッセージを送信する形態と,UAPからの要求時点でメッセージを送信する形態があります。
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サーバ側(受信形態)
メッセージ受信では,同期応答型RPC,非同期応答型RPC,および非応答型RPCを使用して通信できます。メッセージはTP1/EE内の受信スレッドが受信し,メッセージを格納する処理キューに登録します。