付録A.5 自動分散で使用するファイルおよびディレクトリ
自動分散で使用するファイルおよびディレクトリを次に示します。
項目 |
名称 |
内容 |
---|---|---|
入力ファイル |
任意 |
|
出力ファイル |
任意 |
データマージの際にファイルが存在すると,グリッドジョブ後処理プログラムのSORT EEコマンド実行でエラーとなります。 |
分割ファイル格納ディレクトリ |
任意 デフォルト:
|
指定したディレクトリが存在しない状態で自動分散機能を使用した場合,ジョブ実行時にエラーとなります。 |
ファイル分割用一時ファイル格納ディレクトリ |
任意 デフォルト:
|
指定したディレクトリが存在しない状態で自動分散機能を使用した場合,ジョブ実行時にエラーとなります。 |
分割ファイル格納ディレクトリ(グリッドプロパティ識別子単位) |
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分割ファイル格納ディレクトリ作成コマンドを実行すると作成されます。自動分散機能を適用した場合,グリッドジョブ前処理プログラムのスクリプトでこのコマンドを実行して作成します。グリッドジョブ前処理プログラムのスクリプトで各種コマンドがエラー終了した場合は,分割ファイル格納ディレクトリ削除コマンドを実行して,作成したディレクトリを必ず削除してください。 また,グリッドジョブ後処理プログラムのスクリプトでマージ処理を設定した場合は,SORT EEコマンドが正常終了したときに削除コマンドで削除します。マージ処理を設定していない場合は,無条件で削除コマンドを実行し,不当に分割ファイルが残らないようにしてください。 なお,スクリプトをカスタマイズして削除コマンドを実行しないようにしたり,グリッドジョブ後処理プログラムまで正常に実行完了しなかったりした場合は,このディレクトリが残ります。そのため,定期的に分割ファイル格納ディレクトリの削除コマンドを実行してディレクトリを削除する運用としてください。 |
グリッドジョブ前処理プログラム(自動分散用スクリプト) |
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自動分散機能を適用した場合に,グリッドジョブ前処理プログラムとしてJP1/ASのコマンド(adshexec)の引数で指定するジョブ定義スクリプトです。uGPS - ViewのGUI(自動分散定義の分散定義詳細)で設定された内容を${UGPSM_DIVUAP}環境変数で受け取って処理します。 |
スクリプトファイル(自動分散用スクリプトファイル) |
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自動分散機能を適用した場合に,グリッドジョブ前処理プログラムとしてJP1/ASのコマンド(adshexec)の引数で指定するジョブ定義スクリプトです。uGPS - Viewの[自動分散定義]ダイアログボックスで指定したプログラム実行ファイルに設定された内容を${UGPSM_AUTOUAP}環境変数で受け取って処理します。 |
グリッドジョブ後処理プログラム(自動分散用スクリプト) |
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自動分散機能を適用した場合に,グリッドジョブ後処理プログラムとしてJP1/ASのコマンド(adshexec)の引数で指定するジョブ定義スクリプトです。uGPS - Viewの[自動分散定義]ダイアログボックスで設定された内容を${UGPSM_MRGUAP}環境変数で受け取って処理します。 |
一時エラーファイル(SORT_TMPDIRパラメータ指定値/グリッドプロパティ識別子_1およびSORT_TMPDIRパラメータ指定値/グリッドプロパティ識別子_2) |
任意 |
自動分散機能を適用した場合に,デフォルトのスクリプトで出力する一時エラーファイルです。 グリッドプロパティ識別子_1のファイルはadshexecコマンドの標準エラー出力を出力します。グリッドプロパティ識別子_2のファイルはジョブ定義スクリプトで実行する各種コマンドの標準エラー出力を出力します。両方ともエラー終了時には削除されないで残るため,必ず削除を実行する運用としてください。 |