Hitachi

uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


gpsvstart(ユーザサーバ起動コマンド)(Linux・AIX)

〈このページの構成〉

形式

gpsvstart { -u { UGPSMjbm | UGPSMdtm | UGPSMndm } | -s ユーザサーバ名 } [ -h 実行ホスト名 ] [ uGPSディレクトリ ]

機能

グリッドジョブ管理ホスト,サブジョブ実行ノード,またはグリッドプロパティ管理ホスト上でこのコマンドを実行することで,各ホストまたは実行ノード上で動作するユーザサーバを起動します。

オプション

-u { UGPSMjbm | UGPSMdtm | UGPSMndm }

起動するユーザサーバ名を指定します。ユーザサーバ名には,次に示すどれかを指定します。

ユーザサーバ名

機能

UGPSMjbm

グリッドジョブ管理ホストで動作するユーザサーバ起動時に指定します。

UGPSMndm

サブジョブ実行ノードで動作するユーザサーバ起動時に指定します。

UGPSMdtm

グリッドプロパティ管理ホストで動作するユーザサーバ起動時に指定します。

-s ユーザサーバ名〜((1〜8文字))

ノードマネージャSPPを複数面起動する場合に,起動するユーザサーバ名を指定します。ユーザサーバ名には,ノードマネージャSPPのユーザサービス定義ファイル名を指定します。なお,-uオプションで指定するユーザサーバ名(UGPSMjbm,UGPSMndm,およびUGPSMdtm)は指定できません。

-h 実行ホスト名〜((1〜31文字))

このコマンドを実行するホスト名(またはIPアドレス)を指定します。ホスト名を指定する場合は,/etc/hostsファイルやDNSなどでIPアドレスとマッピングできることが条件となります。指定を省略した場合は,自ホストでこのコマンドを実行します。また,指定したホストへのログインユーザ名は,このコマンドを実行したユーザ名となります。

uGPSディレクトリ

uGPSディレクトリを指定します。

このオプションの指定とGPDIR環境変数の設定に従って,次のとおりuGPSディレクトリの値が設定されます。

GPDIR環境変数の設定

このオプションの指定

あり

なし

あり

このオプションの指定値

GPDIR環境変数の値

なし

このオプションの指定値

デフォルト値(/var/opt/ugpsm)

注※ -hオプションを指定した場合,自ホストのGPDIR環境変数が設定されます。

戻り値

戻り値

内容

出力メッセージ

0

正常終了

なし。

1

不当オプションの指定

KAKJ1700-E

オプションの指定に誤りがあります。

2

-uオプションの指定値不正

KAKJ1737-E

オプションの指定値に誤りがあります。

3

-hオプションの指定値不正

KAKJ1737-E

オプションの指定値に誤りがあります。

4

uGPSディレクトリに設定された内容が不正

KAKJ1501-E

指定したディレクトリがフルパス指定ではありません。

KAKJ1559-E

uGPSディレクトリが不正です。

KAKJ1714-E

ディレクトリが存在しませんでした。

5

コマンドの処理で使用するファイルが存在しない

KAKJ1713-E

ファイルが存在しませんでした。

6

内部で呼び出すコマンドでエラー

KAKJ1512-E

サーバ定義の不正を検出しました。

KAKJ1514-E

ユーザサーバの起動処理でエラーが発生しました。

KAKJ1515-E

指定したユーザサーバはすでに起動しています。

KAKJ1736-E

メモリ不足が発生しました。

KAKJ1738-E

コマンドの実行でエラーが発生しました。

KAKJ1747-E

システムサーバが起動していません。

7

-sオプションの指定値不正

KAKJ1737-E

オプションの指定値に誤りがあります。

8

リモートホストでの実行に失敗

KAKJ1539-E

uGPSのバージョンが不整合の可能性があります。

KAKJ1739-E

リモートログインに失敗しました。

注※ パラメータエラー時には,使用方法を示すKAKJ1761-Iが出力されます。

注意事項