gpstop(システムサーバ終了コマンド)(Linux・AIX)
形式
gpstop [ -n | -f [ -d ] ] [ -h 実行ホスト名 ] [ uGPSディレクトリ ]
機能
グリッドジョブ管理ホスト,サブジョブ実行ノード,グリッドプロパティ管理ホスト上でコマンドを実行することで,各ホストまたは実行ノード上で動作するシステムサーバ(ユーザサーバ含む)を停止します。
オプション
- -n
-
gpsvstop -fコマンドで強制停止された停止状態のユーザサーバがあっても,強制的に正常終了します。
- -f
-
システムサーバを強制停止します。
-nオプションとの同時指定はできません。
- -d
-
強制停止時にコアファイルを取得します。gpstopコマンドが終了しないときにトラブルシュート情報としてコアファイルを取得するために指定します。
このオプションは,-fオプションと一緒に指定してください。
- -h 実行ホスト名〜((1〜31文字))
-
このコマンドを実行するホスト名(またはIPアドレス)を指定します。ホスト名を指定する場合は,/etc/hostsファイルやDNSなどでIPアドレスとマッピングできることが条件となります。指定を省略した場合は,自ホストでこのコマンドを実行します。また,指定したホストへのログインユーザ名は,このコマンドを実行したユーザ名となります。
- uGPSディレクトリ
-
uGPSディレクトリを指定します。
このオプションの指定とGPDIR環境変数の設定に従って,次のとおりuGPSディレクトリの値が設定されます。
GPDIR環境変数の設定
このオプションの指定
あり
なし
あり
このオプションの指定値
GPDIR環境変数の値※
なし
このオプションの指定値
デフォルト値(/var/opt/ugpsm)
戻り値
戻り値 |
内容 |
出力メッセージ |
|
---|---|---|---|
0 |
正常終了 |
KAKJ1508-I |
システムサーバが停止しました。 |
1※ |
不当オプションの指定 |
KAKJ1700-E |
オプションの指定に誤りがあります。 |
2 |
-hオプションの指定値が不正 |
KAKJ1737-E |
オプションの指定値に誤りがあります。 |
3 |
uGPSディレクトリに設定された内容が不正 |
KAKJ1501-E |
指定したディレクトリがフルパス指定ではありません。 |
KAKJ1559-E |
uGPSディレクトリが不正です。 |
||
KAKJ1714-E |
ディレクトリが存在しませんでした。 |
||
4 |
コマンドの処理で使用するファイルが存在しない |
KAKJ1713-E |
ファイルが存在しませんでした。 |
5 |
内部で呼び出すコマンドでエラーが発生 |
KAKJ1736-E |
メモリ不足が発生しました。 |
KAKJ1738-E |
コマンドの実行でエラーが発生しました。 |
||
KAKJ1509-E |
システムサーバの停止処理でエラーが発生しました。 |
||
KAKJ1747-E |
システムサーバが起動していません。 |
||
6 |
リモートホストでの実行に失敗 |
KAKJ1539-E |
uGPSのバージョンが不整合の可能性があります。 |
KAKJ1739-E |
リモートログインに失敗しました。 |
注意事項
-
このコマンドは,uGPS管理者が実行してください。
-
-nおよび-fオプションの指定を省略すると,システムサーバは正常終了します。
-
システムサーバに障害が発生したときにこのコマンドを入力すると,タイミングによってはサーバすべてが異常終了することがあります。
-
このコマンドをOSコマンドで強制停止させた場合,システムサーバが異常終了することがあります。
-
コマンドが中断するおそれがあるため,システムサーバ停止直後には,gpstopコマンドを入力しないでください。
-
-hオプションを指定してコマンドを実行すると,OSが提供するsshコマンドまたはrshコマンドのメッセージが出力される場合があります。メッセージに従って対処してください。
-
このコマンドが正常終了した直後にuGPSのコマンドを入力するシェルスクリプトは,組み込まないでください。