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uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


gpdpichk(データ配置情報チェックコマンド)

〈このページの構成〉

形式

gpdpichk -i データ配置情報ファイル [ -s データ識別情報の区切り文字]

機能

指定されたデータ配置情報ファイルの内容が正しいかどうかをチェックします。

オプション

-i データ配置情報ファイル〜<パス名>((1〜256byte))

データ配置情報ファイルのパス名をフルパスで指定します。指定するパス名に空白文字を含む場合はパス名を「"」(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります(「"」は文字数に含まれません)。囲まない場合,オプション不正となります。

-s データ識別情報の区切り文字〜<バイト列>((1〜10byte)) 《,》

データ配置情報に記述するデータ識別情報の区切り記号を指定します。フォーマット識別子に0201または0202を指定したデータ配置情報に対して個々のデータ識別情報の切り出しに使用します。正しい区切り文字を指定してもフォーマット識別子が0201または0202以外の場合は使用されません。切り出し方法は,データ配置情報の先頭バイトから1バイトずつ区切り記号と一致するデータを探し出してバイト列を複数に区切ります。ただし,区切り記号は改行コードおよびNULL文字を除く任意のバイト列で記述するという制約があります(半角カタカナ,JIS X 0208-1990もこれらの条件に合う文字を記述できます)。タブも指定できます。なお,デフォルトは","(コンマ)です。

戻り値

戻り値

内容

出力メッセージ

0

正常終了

なし。

1〜31

内部エラー

KAKJ1901-E

システムコールエラーが発生しました。

KAKJ1902-E

メモリ不足が発生しました。

KAKJ1903-E

プログラム論理エラーが発生しました。

32〜47

パラメータエラー

KAKJ1700-E

コマンドの形式が不正です。

KAKJ1737-E

オプションの指定値が不正です。

48〜

その他のエラー

KAKJ1920-E

ファイルに対するアクセス権がありません。

KAKJ1921-E

ファイルが存在しません。

KAKJ1922-E

通常ファイルではありません。

KAKJ2603-E

データ配置情報ファイルのサイズが上限を超えています。

KAKJ2604-E

データ配置情報ファイルの行数が上限を超えています。

KAKJ2605-E

データ配置情報がありません。

KAKJ2606-E

データ配置情報に必要な項目がありません。

KAKJ2607-E

フォーマット識別子が不正です。

KAKJ2608-E

実行ノードグループが複数行に指定されています。

KAKJ2609-E

データ識別情報は指定できません。

KAKJ2610-E

実行ノードグループの指定が不正です。

KAKJ2611-E

実行ノード数が上限を超えています。

KAKJ2612-E

項目の文字列の長さが上限を超えています。

KAKJ2613-E

実行ノード名に実行ノードグループが指定されています。

KAKJ2614-E

同じ実行項目名が指定されています。

KAKJ2615-E

項目に使用できない文字列を使用しています。

KAKJ2616-E

スケジュール優先順位の上限を超えています。

KAKJ2617-E

実行ノードグループと実行ノード名が同時に指定されています。

KAKJ2618-E

同じデータ識別子が指定されています。

KAKJ2619-E

データ識別子を定義する行がありません。

KAKJ2620-E

実行ノードグループが定義されていません。

KAKJ2621-E

データ識別情報の個数が上限を超えています。

注※ パラメータエラー時には,使用方法を示すKAKJ1778-Iが出力されます。

注意事項

表示形式

形式確認した結果を,「結果(バージョン),"データ配置情報ファイル名"」の形式で標準出力に表示します。

表8‒2 項目名:表示する項目

項目

説明

データの表示規則

結果

データ配置情報ファイルの形式チェックの結果

  • 形式が正しい場合:OK

  • 形式が不正な場合:NG

  • 2文字

  • 左詰め

バージョン

製品のバージョン

  • 8文字

  • VV-RRまたはVV-RR-SS

データ配置情報ファイル名

指定したデータ配置情報ファイル名

  • 256byte以内

  • 左詰め

このコマンドを実行した場合の出力イメージを次に示します。