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uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


gpdefrm(定義ファイル削除コマンド)(Linux・AIX)

〈このページの構成〉

形式

gpdefrm -h 削除対象ホスト名 [ -o 定義ファイル管理ディレクトリ ] [ -f ]

機能

定義ファイル管理ディレクトリ内の指定されたホストの定義ファイルをホスト名のディレクトリごと削除します。このコマンドは,システムから実行ノードを削除する場合の定義ファイル削除に利用できます。強制削除である-fオプションを省略した場合,指定したホストの定義ファイルを削除する前に確認メッセージ(KAKJ1526-Q)が表示されます。このメッセージに対して「y」または「Y」を指定した場合だけ,指定したホストが削除されます。

オプション

-h 削除対象ホスト名〜<識別子>((1〜31文字))

定義ファイルを削除したいホスト名を指定します。削除対象ホスト名にIPアドレスの形式は指定しないでください。-oオプションで指定するディレクトリ内に存在するホスト名(ディレクトリ名)を指定してください。ただし,次の条件の場合は定義ファイルの削除を行うことはできません。

削除対象ホストのホスト種別

条件

管理ホスト

-oオプションのディレクトリ内に存在する管理ホストの機能を持ったホストが1台だけの場合

実行ノード

[管理ホストの機能を持つホストが1台だけの場合]

-oオプションのディレクトリ内に存在する実行ノードの機能を持ったホストが1台だけの場合

[管理ホストの機能を持つホストが複数台の場合]

-oオプションのディレクトリ内に存在する兼用ホスト以外の実行ノードの機能を持ったホストが1台だけの場合

兼用ホスト

-oオプションのディレクトリ内に存在する管理ホストの機能を持ったホストが1台だけの場合

-o定義ファイル管理ディレクトリ

削除対象ホストの定義ファイルが格納されている定義ファイル管理ディレクトリをフルパス指定します。gpdefgenコマンドの-oオプションで指定したディレクトリを指定してください。ルートディレクトリ(/)は指定しないでください。指定を省略した場合,デフォルト値(/opt/hitachi/ugpsm/etc)が仮定されます。

このオプションで指定したディレクトリ以下の削除対象ホストをディレクトリごと削除します。

-f

削除対象ホストを強制削除する場合にこのオプションを指定します。

このオプションを指定した場合,削除対象ホストを削除する前に確認メッセージを表示しないで,削除処理を実行します。

表示形式

このコマンドを実行した場合の出力例を次に示します。HOST01は管理ホストのホスト名です。

[図データ]

戻り値

戻り値

内容

出力メッセージ

0

正常終了

KAKJ1561-I

処理が正常終了しました。※1

1〜31

内部エラー

KAKJ1903-E

プログラム論理エラーが発生しました。

32〜47

パラメータエラー

KAKJ1700-E※2

コマンドの形式が不正です。

KAKJ1737-E

オプションの指定値が不正です。

48〜

その他のエラー

KAKJ1500-E

不正なシステム構成です。

KAKJ1501-E

ディレクトリがフルパスで指定されていません。

KAKJ1504-E

定義ファイル管理ディレクトリの内容が不正です。

KAKJ1506-E

OSコマンドの実行に失敗しました。

KAKJ1525-E

指定したホストの定義ファイルは削除できません。

KAKJ1527-E

指定したホストの定義ファイルは存在しません。

KAKJ1556-E

定義ファイルの操作に失敗しました。

KAKJ1713-E

ファイルが存在しません。

KAKJ1714-E

ディレクトリが存在しません。

注※1 確認メッセージに対して「y」または「Y」以外を指定し,削除処理を実行しなかった場合には出力されません。

注※2 パラメータエラー時には,使用方法を示すKAKJ1774-Iが出力されます。

注意事項