Hitachi

uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


5.8.5 Multiple jobクライアントで障害が発生した場合の対処

Multiple jobクライアントで障害が発生した場合は,次の表に示す情報のメッセージおよび稼働情報を参照して障害の状況を確認します。

表5‒18 Multiple jobクライアントで障害が発生したときに参照する情報

参照する情報

出力内容

参照方法

Hadoopのログ

Hadoopが出力する情報

Hadoopのドキュメントに従ってください。

メッセージログ(mj.conf設定ファイルLOG_DIRパラメータで指定したディレクトリ内のログファイル)

Multiple jobクライアントが出力するログ情報

テキストエディタなどで内容を表示してください。

Multiple jobクライアントのジョブログ情報

Multiple jobクライアントが出力するジョブログ情報

JP1/AJS3 - Viewの [実行結果詳細]ダイアログボックスを参照してください。

Multiple jobクライアントのmj.conf設定ファイル(/opt/hitachi/ugpsm/conf/mj.conf)

Multiple jobクライアントのmj.conf設定ファイルの内容

テキストエディタなどで内容を表示してください。

ジョブ情報ファイル(mj.conf設定ファイルJOBINFO_DIRパラメータで指定したディレクトリ内のファイル)

Multiple jobクライアントが出力するジョブ情報

テキストエディタなどで内容を表示してください。

〈この項の構成〉

(1) 出力されるログ情報

Multiple jobクライアントを使用しているときに出力されるログ情報を次の表に示します。

表5‒19 Multiple jobクライアント運用時に出力されるログ情報

ログ情報

ログ情報の格納先

ファイル名

メッセージ

mj.conf設定ファイルのLOG_DIRパラメータで指定したディレクトリ

mjlog.log

mjlog_N.log

メッセージログには,Multiple jobクライアントが処理するHadoopジョブ情報が出力されます。メッセージログの詳細については,「5.8.2(1) メッセージログ情報およびトレース情報」を参照してください。

(2) 採取する情報

Multiple jobクライアントで障害が発生した場合に採取が必要な情報を,次の表に示します。これらの情報は,gprasgetコマンドでは採取できません。

表5‒20  Multiple jobクライアントでの障害要因の調査に必要な情報

種別

取得情報

取得方法

Hadoop

Hadoopの設定ファイル

$HADOOP_HOME/confディレクトリ配下のファイルを取得します。

マスターノードのHadoopのログファイル

$HADOOP_LOG_DIR配下(デフォルトは$HADOOP_HOME/logs配下)の全ファイルを取得します。

スレーブノードのHadoopのログファイル

$HADOOP_LOG_DIR配下(デフォルトは$HADOOP_HOME/logs配下)の全ファイルを取得します。

Mj

Multiple jobクライアントのmj.conf設定ファイル

/opt/hitachi/ugpsm/conf/mj.confを取得します。

メッセージログ

mj.conf設定ファイルのLOG_DIRパラメータで指定したディレクトリ配下のファイルを取得します。デフォルトは「/opt/hitachi/ugpsm/mjlog」です。

Multiple jobクライアントの実行結果

JP1/AJS3 - Viewの[実行結果詳細]ダイアログボックスに表示されます。

ジョブ情報ファイルの内容

mj.conf設定ファイルのJOBINFO_DIRパラメータで指定したディレクトリ配下のファイルを取得します。

uGPS - View

画面に表示されたメッセージダイアログボックス内のエラーメッセージ

画面コピーを取得します。

Hadoop管理コンソール画面で表示した画面

インターネットエクスプローラ画面コピーを取得します。

(凡例)

Hadoop:Hadoopの情報

Mj:Multiple jobクライアントの情報

uGPS - View:uGPS - Viewの情報