5.3.2 自動分散定義のポイント
自動分散定義を指定する際のポイントを説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 分割数
入力ファイルを幾つに分割して処理をするのかを指定します。ここで指定した分割数で,SORT EEを使用してファイルが均等に分割されます。入力ファイルのレコード件数が分割数よりも小さい場合は,指定した分割数よりも少ない数のファイルに分割されます。
(2) 実行ノード
[自動分散定義]ダイアログボックスで指定できる実行ノードは,319byte以内です。そのため,319byteを超える文字数の実行ノードを指定する場合は,設定ファイルのNODE_GROUPパラメータで指定するか,または[分割処理詳細定義]ダイアログボックスで指定してください。[分割処理詳細定義]ダイアログボックスでの指定内容については,「付録A.2(3) データ配置情報の生成」を参照してください。
(3) プログラム実行ファイル
SORT EEによって分割された入力ファイルは,次のファイル名でアクセスできます。プログラム実行ファイルの引数や環境変数などで指定して,ファイルアクセスしてください。
-
uGPS - ManagerがLinuxまたはAIX環境の場合
${UGPSM_DATAINFO}/IN/${UGPSM_DATAID}
-
uGPS - ManagerがWindows環境の場合
${UGPSM_DATAINFO}\\IN\\${UGPSM_DATAID}
また,各サブジョブ(UAP)を実行して出力されたファイルをグリッドジョブ後処理プログラムでマージしたい場合は,出力ファイル名を次のように指定してください。
-
uGPS - ManagerがLinuxまたはAIX環境の場合
${UGPSM_DATAINFO}/OUT/${UGPSM_DATAID}
-
uGPS - ManagerがWindows環境の場合
${UGPSM_DATAINFO}\\OUT\\${UGPSM_DATAID}