Hitachi

uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


4.8.47 NODEINFO_TIMEOUT_NORETRYパラメータ(一括処理数取得要求リトライオプションの定義)

〈この項の構成〉

(1) 形式

[NODEINFO_TIMEOUT_NORETRY { Y | N }]

(2) 機能

グリッド実行ジョブ開始時に,ノードマネージャにサブジョブ一括処理数取得要求を発行して,応答が返るまでにタイムアウトとなった場合,タイムアウトするまでに応答された実行ノードですべてのサブジョブを実行できれば,サブジョブ一括処理数取得要求のリトライはしないでサブジョブの実行を開始するかどうかを指定します。

(3) オペランド

{ Y | N }

グリッド実行ジョブの実行時に,ノードマネージャにサブジョブ一括処理数取得要求を発行して,応答が返るまでにタイムアウトとなった場合,タイムアウトするまでに応答された実行ノードですべてのサブジョブを実行できればリトライしないでサブジョブ実行を開始するかどうかを指定します。

Y

グリッド実行ジョブの実行時に,ノードマネージャにサブジョブ一括処理数取得要求を発行して,応答が返るまでにタイムアウトとなった場合,使用できる実行ノードが1台以上あり,すべてのサブジョブを実行できる場合,リトライしないでサブジョブの実行を開始します。使用できるノードがない,またはすべてのサブジョブを実行できない場合には,サブジョブ一括処理数取得要求をNODEINFO_RETRY_COUNTパラメータの指定値までリトライします。なお,NODEINFO_RETRY_COUNTパラメータの指定値までリトライしてもタイムアウトとなった場合,使用できる実行ノードが1台もなければサブジョブ終了状態は未実行状態(NOEXEC)となります。使用できる実行ノードがある場合,使用できる実行ノードの中で順次,サブジョブを振り分けます。

N

グリッド実行ジョブの実行時に,ノードマネージャにサブジョブ一括処理数取得要求を発行して,応答が返るまでにタイムアウトとなった場合,全実行ノードからの応答が返るまで,NODEINFO_RETRY_COUNTパラメータの指定値まで一括処理数取得要求をリトライします。全実行ノードから応答がない場合,サブジョブ実行が開始されるのは,NODEINFO_RETRY_COUNTパラメータの指定値のリトライ終了後です。NODEINFO_RETRY_COUNTパラメータの指定値までリトライしても,サブジョブに指定した実行ノードからの応答がなければ,サブジョブは未実行状態(NOEXEC)となります。