4.2.2 コンポーネントの起動順序と停止順序の決定
バッチジョブ分散実行システムは,次に示すコンポーネントで構成されます。
- uGPS - Viewのコンポーネント
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グリッドビュー
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- uGPS - Managerのコンポーネント
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グリッドクライアント
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ジョブマネージャ
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ノードマネージャ
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データマネージャ
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uGPS - Managerのコンポーネントは,互いに機能的な関連を持っています。そのため,起動順序と停止順序に配慮が必要です。セットアップ作業を始める前に,次の図に示すようにコンポーネントの起動順序と停止順序を決定してください。なお,図中の番号と,図を説明する番号は対応しています。
- 〈この項の構成〉
(1) コンポーネントの起動順序
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データマネージャの起動
データマネージャは,バッチジョブ分散実行システム全体の情報を収集するため,最初に起動する必要があります。
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ノードマネージャの起動
ノードマネージャはデータマネージャの次に起動します。それは,ノードマネージャがサブジョブを起動するときに,サブジョブの情報がデータマネージャに登録されるためです。
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ジョブマネージャの起動
ノードマネージャが起動していないとサブジョブを実行できないため,ジョブマネージャはノードマネージャの次に起動します。
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グリッドクライアントの起動
グリッドクライアントは最後に起動します。それは,ジョブの実行環境が整うまで,グリッドクライアントは起動できないためです。
(2) コンポーネントの停止順序
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グリッドクライアントの停止
ジョブの実行はグリッドクライアントが行うため,ジョブの実行環境を停止するときはグリッドクライアントを最初に停止します。
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ジョブマネージャの停止
ジョブマネージャは,グリッドクライアントからジョブの実行要求を受け取ります。ジョブマネージャを停止すると,ジョブは実行されなくなるため,ジョブマネージャはグリッドクライアントの次に停止します。
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ノードマネージャの停止
ノードマネージャは,ジョブマネージャからサブジョブの実行要求を受け取ります。ノードマネージャが停止すると,サブジョブは実行されなくなるため,ノードマネージャはジョブマネージャの次に停止します。
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データマネージャの停止
データマネージャは,バッチジョブ分散実行システム全体の情報を収集するため,最後に停止します。