Hitachi

uCosminexus Grid Processing Server 使用の手引


3.2.2 HiRDBと組み合わせる場合の構成(Linux)

バッチジョブ分散実行システムとHiRDBを組み合わせたシステム構成例を次の図に示します。

図3‒4 バッチジョブ分散実行システムとHiRDBを組み合わせたシステム構成例

[図データ]

図中のMGR(システムマネジャ),FES(フロントエンドサーバ),DIC(ディクショナリサーバ),およびBES(バックエンドサーバ)はHiRDBのサーバを示しています。詳細については,次のどちらかのマニュアルを参照してください。

次にバッチジョブ分散実行システムとHiRDBを組み合わせた場合の,グリッドジョブ管理ホストおよび実行ノードの構成内容について説明します。

〈この項の構成〉

(1) グリッドジョブ管理ホスト

グリッドジョブ管理ホストからHiRDBのコマンドを実行するため,HiRDBのシステムマネジャまたはHiRDBクライアントをグリッドジョブ管理ホストに配置します(この例では,HiRDBのシステムマネジャ(MGR)を配置しています)。HiRDBのシステムマネジャは,グリッドジョブ管理ホスト以外に置くこともできます。その場合は,グリッドジョブ管理ホストにHiRDB/クライアント(HiRDB/Developer's KitまたはHiRDB/Run Time)が必要です。

(2) 実行ノード

実行ノードをHiRDBのユニットとして構成します。このとき,HiRDBシステムをパラレルサーバの構成としてください。高速接続機能またはFESホストダイレクト接続機能を設定してください。

実行ノードには,バッチ処理を行う処理間の競合を最小にしてDB処理を高速化するために,(HiRDBの)FESとBESを配置します。HiRDBのユニットと,バッチジョブ分散実行システムのノードは1対1で対応させます。