REPLACE要素(DD要素またはEXEC要素の属性の変更内容の定義)
機能
カタログドプロシジャまたは入出力ストリームプロシジャ内の先頭ジョブステップのDD要素,EXEC要素内の属性の追加,変更,または削除をする場合,変更内容を定義する。
REPLACE要素内には,次に示す順番で要素を含めることができる。
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EXEC要素
1回だけ記述,または省略できる。
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DD要素
複数回記述できる。または省略できる。
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REPLACESTEP要素
複数回記述できる。または省略できる。
属性
なし。
注意事項
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EXEC/DD要素内の属性値の置換
REPLACE要素内に,置き換えするEXEC/DD要素と,置き換えする属性を記述する。プロシジャ内の先頭ジョブステップ以外のジョブステップを置き換えする場合は,REPLACESTEP要素を利用する。EXEC要素のPGM属性およびDD要素のNAME属性は置き換えできない。
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EXEC/DD要素内の属性値の追加
PROC要素内のEXEC/DD要素内に,属性として定義されていない属性を追加する場合は,置き換えと同様に,追加するEXEC/DD要素と属性を記述する。REPLACE要素内に,EXEC/DD要素を追加した場合,プロシジャ内の先頭のジョブステップに対して追加する。
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EXEC/DD要素内の属性値の削除
PROC要素内のEXEC/DD要素内に属性として定義されている属性を削除する場合は,削除するEXEC/DD要素と属性を記述し,その属性値をNULLとする。REPLACE要素内にEXEC/DD要素を記述した場合,プロシジャ内の先頭のジョブステップに対して削除する。DD要素自体を削除する場合,TYPE属性にDUMMYを指定する。
使用例
カタログドプロシジャUTILITYの,DD名がSYSPRINTのDD要素の出力先を/opt/var/sysoutに変更する場合の使用例を次に示す。
: <CALL NAME="UTILITY"> <REPLACE> <DD NAME="SYSPRINT" TYPE="FILE" DSN="/opt/var/sysout"/> </REPLACE> </CALL>