PROC要素(プロシジャの定義)
形式
NAME="プロシジャ名"
機能
プロシジャを定義する。プロシジャは,頻繁に使用する一連の要素を毎回指定することの手間を省くことと,要素記述量を減少させて誤りを少なくするために用いる。CALL要素のNAME属性値にプロシジャ名を指定することによって内容が展開され,展開された内容が指定したものと同等に扱われる。
PROC要素内には,次に示す順番で要素を含めることができる。
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SYMBOL要素
複数回記述,または省略できる。
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STEP要素
1回以上記述する。
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SETMAXRC要素
STEP要素の次に記述,または省略できる。
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IF,ELSEおよびENDIF要素
SETMAXRC要素の次に記述,または省略できる。
注意事項
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カタログドプロシジャの場合は,同一ファイル内にPROC要素を1つだけ指定し,JOB要素は指定しない。PROC要素は,HitachiBatchJobExec要素内に指定する。
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入力ストリームプロシジャの場合は,PROC要素を複数指定できる。この場合,PROC要素をJOB要素中の最初のSTEP要素より前に指定する。ただし,同じNAME属性でPROC要素を複数指定しないこと。
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JOB要素がない場合,PROC要素を複数指定するとエラーとなる。
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バッチジョブ実行システムは,REPLACE要素を適用したあとでプロシジャを解析する。例えば,DSN属性として*.OLDSTEP.DDNAMEを指定したDD要素に対して,REPLACE要素でDSN属性を*.NEWSTEP.DDNAMEに置き換えている場合,バッチジョブ実行システムはDSN属性部分を*.NEWSTEP.DDNAMEに置き換えてからプロシジャを解析する。
使用例
プログラムPROG1をカタログドプロシジャとして定義する場合の使用例を次に示す。
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?> <HitachiBatchJobExec version="1.3" os="unix"> <PROC NAME="ASMCG"> <STEP NAME="STEP"> <EXEC PGM="PROG1" /> </STEP> </PROC> </HitachiBatchJobExec>