SysoutClass(出力クラスの属性値定義)
形式
<SysoutClass クラス名> [CHARS {文字配列テーブル名|文字セットイメージ名}] [COPIES 複写回数] [COPYG グループ複写回数] [DEST 出力先識別子] [DUMMY {YES|NO}] [ENCODE {SJIS|UTF8}] [FCB FCB名称] [FCDFLT デフォルト機能キャラクタ名] [FORMS 書式番号] [FTPCNTL スプールジョブ管理ファイル転送先ディレクトリ名] [FTPDATA SYSOUTデータファイル転送先ディレクトリ名] [FTYPE {1|2}] [GAIJI1 レベル1外字名] [HOLD {YES|NO}] [JP1FTPCARD 伝送カード名] [KEEP {YES|NO}] [MODE {AN|K}] [OVERC 適用枚数] [OVERLAY 書式オーバレイ名] [RECFM {A|M|N|X}] [TRANSFER_EMPTY_FILE {YES|NO}] [TRUNC {YES|NO}] </SysoutClass>
機能
出力クラスの属性値を定義する。
オペランド
- クラス名 〜<記号名称>((1〜31文字))
-
出力クラス名を指定する。JOB要素のMSGCLASS属性に指定するクラス名またはSYSOUTデータを定義するDD要素のTYPE属性値がSYSOUTの場合,SYSOUT属性に指定するクラス名となる。
- CHARS {文字配列テーブル名|文字セットイメージ名} 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
文字セットイメージ名または文字配列テーブル名を指定する。このオペランドの指定は,SYSOUTデータを印刷する場合に,PDEで有効となる。
- COPIES 複写回数 〜<符号なし整数>((1〜255))
-
複写回数を指定する。このオペランドの指定は,SYSOUTデータを印刷する場合に,PDEで有効となる。
- COPYG グループ複写回数 〜<符号なし整数>((1〜255))
-
グループ複写回数を指定する。このオペランドの指定は,SYSOUTデータを印刷する場合に,PDEで有効となる。
- DEST 出力先識別子 〜<記号名称>((1〜31文字))
-
出力先識別子を指定する。このオペランドの指定は,SYSOUTデータを印刷する場合に,PDEで有効となる。
- DUMMY 〜{YES|NO}
-
ジョブ実行後,スプールジョブを転送しないで削除するかどうかを指定する。
YES:HOLDおよびKEEPオペランド,またはDD要素のHOLDおよびKEEP属性の指定に関係なく,スプールジョブを転送しないで削除する。
NO:スプールジョブの転送と削除は,HOLDおよびKEEPオペランド,またはDD要素のHOLDおよびKEEP属性の指定に従う。
- ENCODE 〜{SJIS|UTF8}
-
ジョブ定義XMLファイルで指定がないときに仮定するSYSOUTデータファイルのエンコード種別を指定する。この指定はPDEに対しても意味がある指定である。
SJIS:シフトJISコード
UTF8:UTF-8コード
- FCB FCB名称 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
FCB名を指定する。このオペランドの指定は,SYSOUTデータを印刷する場合に,PDEで有効となる。
- FCDFLT デフォルト機能キャラクタ名 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
デフォルト機能キャラクタイメージ名を指定する。このオペランドの指定は,SYSOUTデータを印刷する場合に,PDEで有効となる。
- FORMS 書式番号 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
書式番号を指定する。
- FTPCNTL スプールジョブ管理ファイル転送先ディレクトリ名 〜<任意文字列>((1〜128文字))
-
スプールジョブ管理ファイル転送先のディレクトリ名を指定する。
JP1FTPCARDオペランドの指定がある場合,このパラメータの指定は必須とし,指定がない場合はエラーとする。ただし,DUMMYオペランドにYESを指定している場合,このパラメータはJP1FTPCARDオペランドを指定していても省略できる。
- FTPDATA SYSOUTデータファイル転送先ディレクトリ名 〜<任意文字列>((1〜128文字))
-
SYSOUTデータファイル転送先のディレクトリ名を指定する。
JP1FTPCARDオペランドの指定がある場合,このパラメータの指定は必須とし,指定がない場合はエラーとする。ただし,DUMMYオペランドにYESを指定している場合,このパラメータはJP1FTPCARDオペランドを指定していても省略できる。
- FTYPE 〜{1|2}
-
SYSOUTデータファイルの形式を指定する。
この指定はJOBLOG,SYSMSG,XML,STDOUT,およびSTDERRには無効であり,これらのファイルはテキストファイルとして処理される。
- 1:PDEファイル形式1
-
テキストファイルなどの任意のファイル形式
- 2:PDEファイル形式2
-
COBOL2002でPDEによる書式,行制御印刷を行うファイル形式
- GAIJI1 レベル1外字名 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
PDEと連携して外字フォント名を指定した印刷を行う場合に,レベル1外字名を指定する。レベル1外字の名称は,VOS3のレベル1外字イメージ名の指定に対応した機能であることに由来する。指定を省略した場合は,PDEの設定に従って印刷処理が行われる。
- HOLD 〜{YES|NO}
-
ジョブ実行後,SYSOUTデータを即時印刷するか,または出力保留を行い,あとからコマンドの指示によって印刷するかどうかを指定する。なお,EUR帳票印刷はこの指定に関係なく,ジョブ終了時に印刷する。
YES:出力保留にして即時印刷しない。
NO:出力保留にしないで,即時印刷する。
- JP1FTPCARD 伝送カード名 〜<任意文字列>((1〜20文字))
-
スプールジョブを転送する場合に使用する伝送カード名を指定する。
このオペランドを省略した場合,この出力クラスのSYSOUTデータは転送しない。また,SPOOL_JOB_TRANSFERパラメータでNOを指定した場合は,すべての出力クラスのSYSOUTデータファイルを転送しない。この場合,エラーメッセージは出力しない。
- KEEP 〜{YES|NO}
-
SYSOUTデータファイルを出力後保存するかどうかを指定する。
YES:SYSOUTデータファイルをスプールジョブ転送サービスに転送指示後,スプールから削除しない(SYSOUTデータファイルを出力後保存属性にする)。
NO:SYSOUTデータファイルをスプールジョブ転送サービスに転送指示後,スプールから削除する(SYSOUTデータファイルを出力後保存属性にしない)。
- MODE 〜{AN|K}
-
プリンタモードを指定する。このオペランドの指定は,SYSOUTデータを印刷する場合に,PDEで有効となる。
AN:ノンインパクトプリンタモード
K:漢字プリンタモード
- OVERC 適用枚数 〜<符号なし整数>((1〜255))
-
書式オーバレイ情報のイメージ名の適用枚数を指定する。このオペランドの指定は,SYSOUTデータを印刷する場合に,PDEで有効となる。
- OVERLAY 書式オーバレイ名 〜<記号名称>((1〜4文字))
-
書式オーバレイ情報のイメージ名を指定する。このオペランドの指定は,SYSOUTデータを印刷する場合に,PDEで有効となる。
- RECFM 〜{A|M|N|X}
-
SYSOUTデータの制御文字形式を指定する。
この指定はJOBLOG,SYSMSG,XML,STDOUT,およびSTDERRの設定には無効であり,これらのファイルは制御文字なしとして処理される(RECFM=Xと同等)。
A:ANSI制御文字。
M:機械制御文字。
N:制御文字なし。
X:RECFM属性を設定しない。RECFMの属性はPDEやPrinfinaMANAGERの設定に従う。
- TRANSFER_EMPTY_FILE 〜{YES|NO}
-
SYSOUTデータファイルを転送する場合,ファイルサイズが0バイトのファイルを転送するかどうかを指定する。SYSOUTデータをPDEと連携して印刷する場合,YESを指定してはならない。
YES:転送する。転送後はKEEP属性に従って削除または保存処理をする。
NO:転送しない。
- TRUNC 〜{YES|NO}
-
PDEファイル形式2のSYSOUTデータの行末の空白を削除するかどうかを指定する。この指定は,ほかの指定との整合性はチェックしない。また,PDEファイル形式2以外に指定しても無効であり,行末の空白は削除しない。
YES:行末の空白を削除する。
NO:行末の空白を削除しない。
注意事項
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DUMMYオペランドにYESを指定している場合は,HOLDおよびKEEPオペランド,またはDD要素のHOLDおよびKEEP属性の指定は無効になる。スプールジョブはジョブ終了後に削除される。
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TRANSFER_EMPTY_FILEオペランドは,DUMMYオペランド,HOLDオペランド,およびDD要素のHOLD属性と併用できる。バッチジョブ実行システムは,それぞれのオペランドや属性に従って動作する。