bjextrjob(転送ディレクトリ下の印刷ジョブ一覧の表示,削除,および再転送(管理者用))
形式
bjextrjob [-h 論理ホスト名] [-l | -e | -d | -r] [-t 秒数] [伝送カード]
機能
転送ディレクトリ下の印刷ジョブ一覧を表示,削除,および再転送する。コマンド入力時点の時刻から-tオプションで指定した秒を引いた時刻以前に属性変更が行われた印刷ジョブ,またはこのコマンドのオプションで指定した伝送カードに該当する印刷ジョブを表示,削除,および再転送する。
オプション
- -h 論理ホスト名 〜<英字と数字と-(ハイフン)>((1〜244))
-
バッチジョブ実行システムの論理ホストで運用している場合に指定する。設定ファイルとして/opt/hitachi/bjex/conf/bjex_論理ホスト名.confを読み込み実行する。
- -l
-
印刷ジョブの一覧を表示する。
- -e
-
印刷ジョブの一覧を拡張形式で表示する。
- -d
-
印刷ジョブを削除する。
- -r
-
印刷ジョブを再転送する。
- -t 秒数 〜<1〜8けたの10進数>((0-99999999))《259200》
-
表示,削除,および再転送対象とする印刷ジョブの属性変更時刻を指定する。コマンド入力時点の時刻から指定した秒を引いた時刻以前に,属性変更が行われた印刷ジョブを表示,削除,および再転送する。
- 伝送カード 〜<任意文字列>
-
-eオプションによって出力される,表示,削除,および再転送対象とする印刷ジョブの伝送カードを指定する。該当する印刷ジョブが複数存在する場合,すべてが対象となる。
使用例
-
3日(259,200秒)以上前に属性変更を行った印刷ジョブ一覧を表示する。
bjextrjob −l −t 259200
- 出力例
出力項目の説明
-
JOBID
ジョブ識別子。同一ジョブを複数回印刷することもできるため,複数回表示されることもある。
-
S
ジョブの状態。
項目
概要
説明
N
NOHOLD状態
スプールジョブ転送デーモンによる転送が開始されていない状態,またはスプールジョブ転送デーモンが起動していないなどの要因で,処理されなかった状態である。
E
エラー状態
転送処理中にエラーが発生した状態である。
P
処理中
スプールジョブ転送サービスが処理中の状態である。
T
転送中
プリントサーバに転送中の状態である。
-
START TIME
ジョブの開始時刻。1970/1/1 00:00:00(UTC)からの通算秒である。
-
END TIME
ジョブの終了時刻。1970/1/1 00:00:00(UTC)からの通算秒である。
-
CHG TIME
ジョブの属性変更時刻。1970/1/1 00:00:00(UTC)からの通算秒である。
属性変更時刻とは,ジョブの終了時刻またはbjexchjob -Rコマンド入力時刻である。
-
COUNT
属性変更が行われた回数。
-
USERNAME
ユーザ名。
-
JOBNAME
ジョブ名。
- 注意事項
-
値を求めることができない場合は,ハイフンまたは空白を表示する。
-
すべての印刷ジョブ一覧を拡張形式で表示する。
bjextrjob -e -t0
- 出力例
出力項目の説明
-
JOBID
ジョブ識別子。同一ジョブを複数回印刷することもできるため,複数回表示されることもある。
-
S
ジョブの状態。
項目
概要
説明
N
NOHOLD状態
スプールジョブ転送デーモンによる転送が開始されていない状態,またはスプールジョブ転送デーモンが起動していないなどの要因で,処理されなかった状態である。
E
エラー状態
転送処理中にエラーが発生した状態である。
P
処理中
スプールジョブ転送サービスが処理中の状態である。
T
転送中
プリントサーバに転送中の状態である。
-
START TIME
ジョブの開始時刻。コマンドを入力したユーザのローカル時刻で表示する。
-
END TIME
ジョブの終了時刻。コマンドを入力したユーザのローカル時刻で表示する。
-
CHG TIME
ジョブの属性変更時刻。コマンドを入力したユーザのローカル時刻で表示する。
属性変更時刻とは,ジョブの終了時刻またはbjexchjob -Rコマンド入力時刻である。
-
COUNT
属性変更が行われた回数。
-
USERNAME
ユーザ名。
-
JOBNAME
ジョブ名。
-
CARDNAME
転送に使用する伝送カード名を表示する。
-
3日(259,200秒)以上前に属性変更を行った印刷ジョブを削除する。
bjextrjob -d -t 259200
戻り値
戻り値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了 |
0以外 |
エラー終了 |
注意事項
-
このコマンドはrootで実行する。
-
-lオプション,-eオプション,-dオプション,および-rオプションのいずれかを同時に指定した場合,最後に指定したオプションが有効になる。
-
このコマンドは共用資源の排他を行っており,処理途中で止まるような使用をした場合(pgコマンドなどでメッセージ表示の途中で止める場合など),ほかのbjextrjobコマンドやスプールジョブ転送デーモンが待ち状態になることがあるので,そのような使用をしないこと。
-
このコマンドは,運用終了後に何らかのエラーによって転送されなかった印刷ジョブを削除または再転送するために使用する。