Hitachi

uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引


5.3.3 SYSOUT属性のPDEおよびPrinfina MANAGER SPでの扱い

バッチジョブ実行システムの設定するSYSOUT属性について,PDE,Prinfina MANAGER SPでの扱いについて示す。なお,詳細については,マニュアル「PRINT DATA EXCHANGE for Open」,またはPrinfina MANAGER SPおよびPDEのドキュメントを参照のこと。

書式,FCBなどの主に帳票出力プログラムを記載する上で,プログラマが留意すべき属性について次の表に示す。

表5‒4 プログラマが留意すべきSYSOUT属性のPDE,Prinfina MANAGER SPでの扱い

分類

項目

ジョブ定義XMLファイル/SysoutClassパラメータで指定できる項目

PDEでの扱い

Prinfina MANAGER SPでの扱い

属性名/パラメータ名

ジョブ定義XMLファイル

SysoutClassパラメータ

DD

文字配列テーブル名または文字セットイメージ名

CHARS

表5-5の項番1へ

FCB名称

FCB

表5-5の項番2へ

書式番号

FORMS

表5-5の項番3へ

漢字モード

MODE

表5-5の項番4へ

ANSI制御コード

RECFM

×

表5-5の項番5へ

文字配列テーブル順序番号属性

OPTCDJ

×

表5-5の項番6へ

複写回数

COPIES

表5-5の項番7へ

グループ複写回数

COPYG

表5-5の項番8へ

オーバレイ名

OVERLAY

表5-5の項番9へ

適用枚数

OVERC

表5-5の項番10へ

デフォルト機能キャラクタイメージ名

FCDFLT

表5-5の項番11へ

出力先識別子

DEST

表5-5の項番12へ

レベル1外字名

GAIJI1

表5-5の項番13へ

エンコード種別

ENCODE

表5-5の項番14へ

PDEファイル形式2

FTYPE

表5-5の項番15へ

(凡例)

○:指定できる。

×:指定できない。

表5‒5 プログラマが留意すべきSYSOUT属性のPDE,Prinfina MANAGER SPでの扱い(扱いについての詳細)

項番

PDEでの扱い

Prinfina MANAGER SPでの扱い

1

CHARSイメージ名(書体情報の適用)

2

FCBイメージ名(FCBイメージの適用など)

FCB名の属性値として使用

3

用紙形式コード(用紙名称の表示など)

用紙コードの属性値として使用

4

プリンタモード

5

プリンタ制御文字

6

順序番号の有無

7

部数複写

部数(部複写回数)の属性値として使用

8

ページ複写

部数(ページ複写回数)の属性値として使用

9

書式オーバレイイメージ名(書式オーバレイイメージの適用)

10

書式適用枚数(適用する書式オーバレイイメージの枚数)

11

デフォルト機能キャラクタイメージ名(デフォルト機能キャラクタイメージの適用)

12

出力先コード(対象ジョブ条件に使用)

13

外字フォント名

14

エンコード種別

15

PDEファイル形式2

(凡例)

−:使用しない。

書式,FCBなどの主に帳票出力プログラムを記載する上で,出力クラスによる出力先の振り分けなどの運用管理者が留意すべき属性について次の表に示す。

表5‒6 運用管理者が留意すべきSYSOUT属性のPDE,Prinfina MANAGER SPでの扱い

分類

項目

ジョブ定義XMLファイル/SysoutClassパラメータで指定できる項目

ジョブ定義XMLファイル/SysoutClassパラメータで指定できない項目

PDEでの扱い

Prinfina MANAGER SPでの扱い

属性名/パラメータ名

ジョブ定義XMLファイル

SysoutClassパラメータ

ジョブ

ジョブ識別子(10進数)

×

×

×

ジョブコントローラで割り当てるジョブ識別子

表5-7の項番1へ

ジョブ名

NAME

×

×

表5-7の項番2へ

ユーザ名

×

×

×

環境変数JP1_USERNAMEまたはOSユーザ名

表5-7の項番3へ

仕分け番号

ROOM

×

×

表5-7の項番4へ

ホスト名

×

×

×

次に示す優先順位のホスト名となる(優先順位は1が最も高い)

  1. -hオプションで指定

  2. 設定ファイルのJP1_HOSTNAMEパラメータで指定

  3. gethostname()で取得

表5-7の項番5へ

DD

DD名称

NAME

×

×

表5-7の項番6へ

出力クラス名

SYSOUT

×

表5-7の項番7へ

注釈情報

CMT

×

×

表5-7の項番8へ

ジョブステップ

ジョブステップ名

NAME

×

×

表5-7の項番9へ

ステップ番号

×

×

×

ステップ通し番号

表5-7の項番10へ

(凡例)

○:指定できる。

×:指定できない。

注※ ジョブ定義XMLファイルで定義したジョブステップの番号ではなく,ジョブ実行時にバッチジョブ実行システムで割り当てる番号。

表5‒7 運用管理者が留意すべきSYSOUT属性のPDE,Prinfina MANAGER SPでの扱い(扱いについての詳細)

項番

PDEでの扱い

Prinfina MANAGER SPでの扱い

1

ジョブ識別子(出力ファイル名/ドキュメント名に使用)

ジョブ識別子の属性値として使用

2

ジョブ名(対象ジョブ条件,出力ファイル名/ドキュメント名などに使用)

ジョブ名として使用

3

ユーザ名(対象ジョブ条件,出力ファイル名/ドキュメント名などに使用)

ユーザ名の属性値として使用

4

仕分コードの属性値として使用

5

ホスト名(対象ジョブ条件,出力ファイル名/ドキュメント名などに使用)

ホストIDの属性値として使用

6

DD名の属性値として使用

7

出力クラス名(対象ジョブ条件,出力ファイル名/ドキュメント名などに使用)

出力クラス名の属性値として使用

8

ジョブコメント(出力ファイル名/ドキュメント名,FAX送信先などに使用)

コメントの属性値として使用

9

ジョブステップ名(出力ファイル名/ドキュメント名に使用

10

ステップ通し番号(出力ファイル名/ドキュメント名に使用)

(凡例)

−:使用しない。