Hitachi

uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引


4.9.1 複数のバッチジョブ実行システムの運用の前提条件

複数のバッチジョブ実行システムの環境を構築する場合,JP1の論理ホスト環境を複数構築し,JP1の論理ホスト環境単位で起動する必要がある。

〈この項の構成〉

(1) バッチジョブ実行システムの物理ホストと論理ホスト

バッチジョブ実行システムには物理ホスト環境と論理ホスト環境の2種類が存在する。

バッチジョブ実行システムの物理ホスト環境は1つであるが,バッチジョブ実行システムの論理ホスト環境は複数構築できる。複数のバッチジョブ実行システムの環境の構成例を次の図に示す。

図4‒13 複数のバッチジョブ実行システム環境

[図データ]

(2) バッチジョブ実行システムの論理ホストでのコマンド指定方法

バッチジョブ実行システムの論理ホストでコマンドを実行する場合,対応するJP1の論理ホスト名を指定してコマンドを実行する。

各コマンドの実行方法を次に示す。

bjexecコマンドをJP1/AJSから実行する場合,論理ホスト環境で稼働しているJP1/AJSから実行すること。論理ホストで稼働しているJP1/AJSから実行した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに論理ホスト名が設定される。bjexecコマンドは,環境変数JP1_HOSTNAMEから論理ホスト名を取得する。