Hitachi

uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引


3.16.4 保管先ディレクトリの名称

設定ファイルのSPOOL_STORE_DIRNAMEによって保管先のスプールジョブディレクトリの名称を変更できる。保管先のデフォルトのスプールジョブディレクトリ名は「ジョブ名_ホスト名_ジョブ識別子_ユーザ名」であるが,名称を変更する際には,ジョブ名,ホスト名,ジョブ識別子,ユーザ名,AJSJOBNAMEの組み合わせを指定する。それぞれが使用する内容を次に示す。

表3‒36 スプールジョブ保管機能が使用する内容

項目

内容

ジョブ名

ジョブ実行時のジョブ名

ホスト名

設定ファイルのJP1_HOSTNAMEパラメータで指定したホスト名を使用する。ただし,バッチジョブ実行システムのコマンドで-hオプションを指定した場合,設定ファイルのJP1_HOSTNAMEパラメータは無視され,論理ホスト名が有効になる。詳細については,「7. コマンド」を参照すること。

ジョブ識別子

ジョブ実行時のジョブ識別子

ユーザ名

環境変数JP1_USERNAME,またはOSから求めたユーザ名

AJSJOBNAME

環境変数AJSJOBNAMEのうち,ディレクトリ区切り文字の"/"(スラント)を含めたディレクトリの,最後のディレクトリ区切り文字"/"(スラント)より後ろの文字列を使用する。AJSJOBNAMEの設定がない場合は,""(空文字)を使用する。

注※ 設定される内容については,JP1/AJSのマニュアルを参照のこと。