3.8.4 ステップリスタートを実行する上でのファイルの扱い
ステップリスタートを実行するジョブでファイルを扱う場合，次の点に注意する必要がある。
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ステップリスタートを実行する可能性がある場合，ジョブで使用するファイルおよびディレクトリは，次のように指定する必要がある。
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リスタートするジョブステップで新たに作成されるファイルおよびディレクトリでは，DISP="{NEW/RNW/MOD},x,DELETE"を指定して，使用後は削除しておく。
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リスタートの前のジョブステップで作成したファイルを参照する場合は，DISP="{OLD/SHR},x,KEEP"を指定して，リスタート時に参照できるようにしておく。
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前のステップで作成した一時ファイルを参照できないため，恒久ファイルに変更する必要がある。
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次の理由でPRESTファイルの利用は適さない。
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サブジョブのリスタートができない。
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相手ジョブも起動している必要がある。
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相対世代番号で世代ファイルを参照している場合，リスタート時に別のファイルを参照しないようにするため，リスタート時には相対世代番号をリスタート前に戻す必要がある。このため，世代ファイルの使用は推奨されない。
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リスタートするジョブステップより前のジョブステップからパスされたファイルを，リスタートするジョブステップ以降で受け取る場合，未実行のジョブステップからファイルを受け取ることはできないので，ジョブ定義XMLファイルの変更が必要となる。
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リスタートするジョブステップより前のDD要素を参照している場合，ジョブ定義XMLファイルを修正して逆方向に参照しないように変更する必要がある。
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ファイルはリスタートするステップの開始前の状態には戻ることはない。このため，リスタート時に扱うファイルが問題なく使用できるようにジョブを作成しておく必要がある。