メッセージキューイングアクセス機能 TP1/Message Queue - Access 使用の手引

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2.4.3 JMSAPIトレースファイルの出力形式

JMSAPIトレースファイルには,ユーザAPIおよびCosminexusインタフェースのメソッドに関する情報が出力されます。

ここでは,JMSAPIトレース情報の出力レベルと出力形式について説明します。

<この項の構成>
(1) 出力レベル
(2) 出力形式

(1) 出力レベル

JMSAPIトレースファイルでは,次の表に示す5とおりの出力レベルを指定できます。デフォルトは「レベル3」です。

表2-13 JMSAPIトレース情報の出力レベル

ユーザAPIおよびCosminexusインタフェースのメソッドに関する出力情報 出力レベル
レベル0 レベル1 レベル2 レベル3 レベル4
入口情報 ×
正常時の出口情報 ×
異常時の出口情報(Messageインタフェース以外) ×
送信/受信メッセージデータ × ×
パラメタなどの埋め込み情報 × × ×
Messageインタフェースのトレース情報 × × × ×

(凡例)
○:出力されます。
×:出力されません。

注※
レベル0では,ユーザAPIおよびCosminexusインタフェースのメソッドに関する情報は出力されません。KFCAから始まるメッセージ(TP1/Message Queue - Accessのメッセージ),および例外スタックトレースだけが出力されます。

(2) 出力形式

各トレース情報の出力形式を示します。〔 〕で囲んだ項目は,出力レベルの指定値によって出力の有無を選択できる項目です。

(a) 入口情報の出力形式
 
(AA....AA)yyyy-mm-dd hh:mi:ss.mss        〔Hconn = BB....BB〕
〔Xid = [0x CC....CC] [0x CC....CC]〕
XX....XX # YY....YY START
〔QueueName = DD....DD〕
〔Value1 = EE....EE
  Value2 = EE....EE
     :
     :
  〕
〔MessageObject = FF....FF〕
〔送信/受信メッセージデータ〕
(b) 正常時の出口情報の出力形式
 
(AA....AA)yyyy-mm-dd hh:mi:ss.mss        〔Hconn = BB....BB〕
〔Xid = [0x CC....CC] [0x CC....CC]〕
XX....XX # YY....YY END
〔QueueName = DD....DD〕
〔Value1 = EE....EE
  Value2 = EE....EE
     :
     :
  〕
〔MessageObject = FF....FF〕
〔送信/受信メッセージデータ〕
(c) 異常時の出口情報の出力形式
 
(AA....AA)yyyy-mm-dd hh:mi:ss.mss        〔Hconn = BB....BB〕
〔Xid = [0x CC....CC] [0x CC....CC]〕
XX....XX # YY....YY ERR
〔QueueName = DD..DD〕
〔Value1 = EE....EE
  Value2 = EE....EE
     :
     :
  〕
〔MessageObject = FF....FF〕
〔CompletionCode = GG....GG〕
〔ReasonCode = HH....HH〕
(d) 出力項目の説明

AA....AA
トレースタイプを次の値で出力します。
  • API:APIトレースレベル
  • COS:Cosminexusインタフェースレベル

yyyy-mm-dd
取得した年(西暦)月日(10進数)です。

hh:mi:ss.mss
取得した時分秒ミリ秒(10進数)です。

BB....BB
コネクションハンドルの値(10進数)です。

CC....CC
トランザクションID(16進数)です。

XX....XX
発行元オブジェクトのクラス名称(文字列)です。

YY....YY
発行元のメソッド名称(文字列)です。

DD....DD
キュー名称(文字列)が埋め込み情報として出力されます。

EE....EE
パラメタのなどの埋め込み情報(int型,String型,long型,float型,double型,boolean型,short型,char型,byte型,またはObject型)です。

FF....FF
Messageオブジェクトのクラス名称およびハッシュコード(文字列)が埋め込み情報として出力されます。

GG....GG
完了コード(10進数)です。

HH....HH
理由コード(10進数)です。
(e) 送信/受信メッセージデータ