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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス


付録G.2 日立コード変換を使用した場合の文字コードの対応

ここでは,日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応表を,OS別に説明します。

〈この項の構成〉

(1) HP-UX

HP-UX使用時の,日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応を次に示します。

表G‒2 日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応(HP-UX)

文字セット

識別子

(変換元)

文字セット識別子(変換先)

850

897

930

932

939

954

1200

1208

1279

5026

5035

5050

33722

sjis

sjis

cp930

sjis

cp939

ujis

KEIS

cp930

cp939

ujis

ujis

850

sjis

×3

×3

897

sjis

×3

×3

930

cp930

×3

×3

×1

932

sjis

×3

×3

939

cp939

×3

×3

×1

954

ujis

×3

×3

1200

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

1208

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

1279

KEIS

×1

×1

×3

×3

×1

×1

5026

cp930

×3

×3

×1

5035

cp939

×3

×3

×1

5050

ujis

×3

×3

33722

ujis

×3

×3

(凡例)

−:同一文字コードセットのため変換処理は実行されません。

△:変換できます。ただし,64ビット版のTP1/Message Queueの場合は×2,または×3となります。

/:OSの機能(iconv関数)による変換のため,この表の対象外です。

×1:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_NOT_CONVERTED」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

×2:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_SOURCE_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

×3:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_TARGET_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

注意事項
  • 対応表に記載がない文字セット識別子を使った文字コード変換は,OSの機能(iconv関数)での変換となります。ただし,表G-1の文字コードセットに「−」が記載されているものは,OSの機能(iconv関数)での変換もできません(×2または×3)。

  • iconv関数で変換できるかどうかについては,OSの仕様を確認してください。

(2) Windows

Windows使用時の,日立コード変換を使用した場合の文字コード変換を次に示します。

表G‒3 日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応(Windows)

文字セット

識別子

(変換元)

文字セット識別子(変換先)

850

897

930

932

939

954

1200

1208

1279

5026

5035

5050

33722

sjis

sjis

cp930

sjis

cp939

ujis

Unicode

UTF-8

KEIS

cp930

cp939

ujis

ujis

850

sjis

×

897

sjis

×

930

cp930

×

×

×

×

932

sjis

×

939

cp939

×

×

×

×

954

ujis

×

1200

Unicode

×

1208

UTF-8

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

×

1279

KEIS

×

×

×

×

×

5026

cp930

×

×

×

×

5035

cp939

×

×

×

×

5050

ujis

×

33722

ujis

×

(凡例)

−:同一文字コードセットのため変換処理は実行されません。

○:変換できます。

×:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_NOT_CONVERTED」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

注意事項

対応表に記載がない文字セット識別子を使った文字コード変換はできません(×)。

(3) Linux

Linux使用時の,日立コード変換を使用した場合の文字コード変換を次に示します。

表G‒4 日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応(Linux)

文字セット

識別子

(変換元)

文字セット識別子(変換先)

850

897

930

932

939

954

1200

1208

1279

5026

5035

5050

33722

IBM850

IBM930

SJIS

IBM939

UJIS

Unicode

UTF-8

KEIS

IBM930

IBM939

UJIS

UJIS

850

IBM850

×3

×1

×1

897

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

930

IBM930

×3

×1

932

SJIS

×3

939

IBM939

×3

×1

954

UJIS

×3

1200

Unicode

×1

×3

1208

UTF-8

×3

1279

KEIS

×1

×3

×1

×1

×1

×1

5026

IBM930

×3

×1

5035

IBM939

×3

×1

5050

UJIS

×3

33722

UJIS

×3

(凡例)

−:同一文字コードセットのため変換処理は実行されません。

△:変換できます。ただし,32ビット版のTP1/Message Queueの場合は×2,または×3となります。

/:OSの機能(iconv関数)による変換のため,この表の対象外です。

×1:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_NOT_CONVERTED」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

×2:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_SOURCE_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

×3:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_TARGET_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

注意事項
  • 対応表に記載がない文字セット識別子を使った文字コード変換は,OSの機能(iconv関数)での変換となります。ただし,表G-1の文字コードセットに「−」が記載されているものは,OSの機能(iconv関数)での変換もできません(×2または×3)。

  • iconv関数で変換できるかどうかについては,OSの仕様を確認してください。

(4) AIX

AIX使用時の,日立コード変換を使用した場合の文字コード変換を次に示します。

表G‒5 日立コード変換を使用した場合の文字コード変換の対応(AIX)

文字セット

識別子

(変換元)

文字セット識別子(変換先)

850

897

930

932

939

954

1200

1208

1279

5026

5035

5050

33722

IBM-850

IBM-930

IBM-932

IBM-939

IBM-eucJP

Unicode

KEIS

IBM-930

IBM-939

IBM-eucJP

IBM-eucJP

850

IBM-850

×3

×1

×3

×1

897

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

930

IBM-930

×3

×3

×1

932

IBM-932

×3

×3

939

IBM-939

×3

×3

×1

954

IBM-eucJP

×3

×3

1200

Unicode

×1

×3

×3

1208

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

×2

1279

KEIS

×1

×3

×1

×1

×3

×1

×1

5026

IBM-930

×3

×3

×1

5035

IBM-939

×3

×3

×1

5050

IBM-eucJP

×3

×3

33722

IBM-eucJP

×3

×3

(凡例)

−:同一文字コードセットのため変換処理は実行されません。

△:変換できます。ただし,64ビット版のTP1/Message Queueの場合は×2,または×3となります。

/:OSの機能(iconv関数)による変換のため,この表の対象外です。

×1:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_NOT_CONVERTED」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

×2:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_SOURCE_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

×3:変換できません。MQGET命令が理由コード「MQRC_TARGET_CCSID_ERROR」を返却,またはチャネル送信時にエラーを検知します。

注意事項
  • 対応表に記載がない文字セット識別子を使った文字コード変換は,OSの機能(iconv関数)での変換となります。ただし,表G-1の文字コードセットに「−」が記載されているものは,OSの機能(iconv関数)での変換もできません(×2または×3)。

  • iconv関数で変換できるかどうかについては,OSの仕様を確認してください。