付録D TP1/Message Queueが出力するファイル一覧
TP1/Message Queue(UNIX版・Windows版共通)が出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表D-2を参照してください。
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項番 |
名称 |
ファイル名またはディレクトリ名 |
バージョン |
タイプ |
ファイル形式 |
取得タイミング |
削除可否 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
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1 |
MQTトレースファイル |
UNIX版: $DCDIR/spool/mqttrcXXYY※1 Windows版: %DCDIR%\spool\mqttrcXXYY※1 (XX:MQT通信プロセス識別子,YY:トレーススワップファイル識別子) |
初期 |
A |
バイナリ |
MQTトレースのディスク出力機能を使用している場合は,次のタイミングで取得します。
MQTトレースのディスク出力機能を使用していない場合は,次のタイミングで取得します。
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△ |
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2 |
MQTサービスローカルメモリダンプファイル |
<mqtlscha -Dコマンド実行時> UNIX版: $DCDIR/spool/mqtdmpXX Windows版: %DCDIR%\spool\mqtdmpXX <MQT通信プロセス異常終了時> UNIX版: $DCDIR/spool/mqtdmpXX_YY....YY Windows版: %DCDIR%\spool\mqtdmpXX_YY....YY (XX:MQT通信プロセス識別子,YY....YY:MQT通信プロセス開始からの通算秒(10進数)) |
05-10 |
B,D |
バイナリ |
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△ |
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3 |
MQRトレースファイル |
UNIX版: $DCDIR/spool/mqrtrcXX※2 Windows版: %DCDIR%\spool\mqrtrcXX※2 (XX:1〜99) |
05-10 |
A |
バイナリ |
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△ |
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4 |
MQCトレースファイル |
UNIX版: $DCDIR/spool/mqcXXXYYYZZZZZ Windows版: %DCDIR%\spool\mqcXXXYYYZZZZZ (XXX:サーバ種別(lsn:MQCリスナサーバ,gwp:MQCゲートウェイサーバ),YYY:MQCゲートウェイサーバ識別子(000〜255の10進数),ZZZZZ:00001〜00003) |
05-00 |
A |
バイナリ |
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△ |
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5 |
チャネル管理情報格納ファイル |
MQAサービス定義のmqa_channel_inf_file_name_aオペランド,およびmqa_channel_inf_file_name_bオペランドの指定値 |
01-03 |
B |
バイナリ |
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▲ |
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6 |
mqafrcコマンド用引き継ぎファイル |
UNIX版: mqafrcコマンド実行のカレントディレクトリ/mqafrc*** Windows版: mqafrcコマンド実行のカレントディレクトリ\mqafrc*** (***:mqafrc -kで指定した値) |
05-12 |
B |
バイナリ |
mqafrc -kコマンド実行時 |
□ (mqafrc -e) |
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7 |
mqafrcコマンド用引き継ぎファイルのバックアップファイル |
UNIX版: mqafrcコマンド実行のカレントディレクトリ/mqafrc***.bak Windows版: mqafrcコマンド実行のカレントディレクトリ\mqafrc***.bak (***:mqafrc -kで指定した値) |
05-12 |
C |
バイナリ |
mqafrc -kコマンド実行時に,同名の引き継ぎファイルがあるとき |
□ (mqafrc -e) |
- (凡例)
-
A:ラウンドロビン(一定量に達した直後の出力で,新しいファイルに切り替わるタイプ)
B:制御ファイル,一時ファイル
C:バックアップファイル
D:コマンド実行などで1回ごとに出力し,最大容量が決まっているファイル
△:削除してはいけません。ただし,障害調査が不要であれば,ユーザ判断で削除できます。
▲:削除してはいけません。ただし,チャネル管理情報格納ファイルを使ったチャネル情報引き継ぎ機能を使用しない場合は,ユーザ判断で削除できます。
□:コマンド終了時に削除します。( )内は該当するコマンド名です。
- 注※1
-
MQTサービス定義のmqt_trace_file_pathオペランドで,ファイルの出力先を変更できます。
- 注※2
-
リポジトリ管理サーバユーザサービス定義ファイル($DCCONFPATH/mqrsup)のDCMQA_TRACE_PATHオペランドで,ファイルの出力先を変更できます。
TP1/Message Queue(UNIX版・Windows版共通)が出力するファイルの説明を次の表に示します。
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項番 |
名称 |
関連する定義 |
サイズ |
最大ファイル数 |
説明 |
|---|---|---|---|---|---|
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1 |
MQTトレースファイル |
<TCP構成定義> <クラスタセンダTCP構成定義> <クラスタレシーバTCP構成定義>
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1プロセス当たりn世代 (n:mqttcp,mqttcpcsまたはmqttcpcr定義コマンドの-t trccntオペランドの値) |
MQTサーバはプロセスの動作状態をMQTトレース情報として取得します。 <初期化方法> OpenTP1開始時(MQT通信プロセス開始時)はMQTトレースファイル名のYYに,前回の値の次の値を設定し,ラウンドロビン方式で出力します。同名のファイルがある場合は上書きします。 |
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2 |
MQTサービスローカルメモリダンプファイル |
なし |
1プロセス当たり1ファイル |
MQT通信プロセスの保守情報をスナップダンプファイルとして取得します。 mqtdmpedコマンドで編集・表示ができます。 <初期化方法> 同名のファイルがあれば上書きします。 |
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3 |
MQRトレースファイル |
<$DCCONFPATH/mqrsupのオペランド>
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n世代 (n:$DCCONFPATH/mqrsupに定義した環境変数DCMQA_TRACE_FILE_NUMの指定値) |
クラスタ機能についてのシステムメッセージ送受信の情報をMQRトレース情報として取得します。 <初期化方法> リポジトリ管理サーバ起動時の通番(MQRトレースファイル名のXX)は,前回の値の次の値を設定し,ラウンドロビン方式で出力します。同名のファイルがある場合は上書きします。 |
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4 |
MQCトレースファイル |
なし |
1プロセス当たり3世代 |
MQCサーバの回線トレース情報です。 <初期化方法> MQCサーバ起動時の通番(MQCトレースファイル名のZZZZZ)は,前回の値の次の値を設定し,ラウンドロビン方式で出力します。同名のファイルがある場合は上書きします。 |
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5 |
チャネル管理情報格納ファイル |
<MQAサービス定義>
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2ファイル |
MQTサーバのチャネルについての情報を格納するファイルです。 <初期化方法> 同名のファイルがあれば上書きします。 |
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6 |
mqafrcコマンド用引き継ぎファイル |
なし |
最大で4096+Xバイト X:mqafrcコマンド実行時に指定したアンロードジャーナルファイルの総ディスク容量※ |
1ファイル |
mqafrcコマンドでキューファイルを回復する際にコマンド内部で使用する引き継ぎファイルです。 <初期化方法> 同名の引き継ぎファイルがあるときは,既存の引き継ぎファイルの名称を「mqafrc***.bak」に変更して退避します。 |
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7 |
mqafrcコマンド用引き継ぎファイルのバックアップファイル |
なし |
最大で4096+Xバイト X:mqafrcコマンド実行時に指定したアンロードジャーナルファイルの総ディスク容量※ |
1ファイル |
mqafrcコマンド用引き継ぎファイルのバックアップファイルです。 |
- 注※
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アンロードジャーナルファイルの総ディスク容量は,UNIXのlsコマンドなどで参照できます。コマンド引数に複数のアンロードジャーナルファイルを指定した場合は,その合計になります。