7.4 障害時に取得する情報
TP1/Message Queueが障害時に取得する情報について,次の表に示します。
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取得情報 |
出力情報 |
参照方法 |
注意事項 |
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メッセージログファイル ($DCDIR/spool/dclog1,dclog2) |
OpenTP1,またはUAPが出力するメッセージ |
logcatコマンドを実行してください。 |
古いメッセージログファイルを残しておきたい場合は,メッセージログファイルの交替で内容が失われる前にコピーしてください。 |
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コンソールメッセージ |
OpenTP1が出力するシステム情報 |
コンソールを見てください。 |
プリンタ出力,集中コンソールへの出力はOSの機能です。 |
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コマンド実行時の標準出力,標準エラー出力 |
OpenTP1の運用コマンドの出力情報,およびエラーメッセージ |
運用コマンドを入力した画面で見てください。 |
ファイルに残したい場合は,必要に応じてリダイレクトしてください。 |
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コアファイル(./core) |
OpenTP1の関連プロセスのデータ,スタック |
− |
OpenTP1が起動するプロセスのコアファイルは, $DCDIR/spool/saveディレクトリ下に サーバ名n※1という名称で退避されます。 一つのサーバについて3個までしか退避されないので,残しておきたいコアファイルは必要に応じてコピーしてください。 |
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UAPトレース |
uatdumpコマンドを実行してください。 |
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MQCリスナサーバの内部情報のプロセスなど |
− |
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共用メモリダンプファイル ($DCDIR/spool/shmdump) |
OpenTP1が共用メモリに保持するデータ |
− |
古いダンプファイルを残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
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MQAサービス専用共用メモリダンプファイル ($DCDIR/spool/shmdump.mXX※2) |
MQAサービスが共用メモリに保持するデータ |
− |
古いダンプファイルを残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
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MQTサービスローカルメモリダンプファイル $DCDIR/spool/mqtdmpXX※2_YY....YY※3 |
MQTスナップダンプファイル |
− |
出力したダンプファイルは削除されません。 不要なファイルはOSの削除コマンドを使用して削除してください |
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MQTトレースファイル |
MQTトレース |
− |
古いMQTトレースファイルを残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
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チャネル管理情報格納ファイル |
チャネル管理情報 |
− |
古いチャネル管理情報格納ファイルを残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
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MQRトレースファイル |
MQRトレース |
− |
古いMQRトレースファイルを残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
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キューファイル |
ユーザデータ |
− |
− |
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ジャーナルファイル |
ジャーナルデータ |
− |
− |
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MQCトレースファイル ($DCDIR/spool/mqcXXXYYYZZZZZ※4) |
MQCトレース情報など |
− |
残しておきたい場合は,必要に応じてコピーしてください。 |
- (凡例)
-
−:該当しません。
- 注※1
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n:退避コアファイルの通番(1〜3)です。
ただし,OpenTP1が強制停止時(dcsvstop -fコマンドを実行した時,または実時間監視タイムアウトになった時)に出力されるコアファイルには,通番は付きません。なお,プロセスサービスのコアファイルが"core"という名称でこのディレクトリに取得されることがあります。また,ユーザ環境設定コマンドが異常終了した場合,そのコアファイルは"_usrcmd"に通番(1〜3)が付いた名称で退避されます。
- 注※2
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XX:MQT通信プロセス識別子
- 注※3
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YY....YY:MQT通信プロセス開始からの通算秒(10進数)
- 注※4
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XXXYYYZZZZZの意味を次に示します。
XXX:サーバ種別
lsn:MQCリスナサーバ
gwp:MQCゲートウェイサーバ
YYY:MQCゲートウェイサーバ識別子(000〜255の10進数)
ZZZZZ:00001〜00003
- 〈この節の構成〉