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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


7.2.3 MCP障害(チャネル確立時の障害)

MCP障害(チャネル確立時の障害)の障害処理について,次の表に示します。

表7‒6 MCP障害(チャネル確立時の障害)の障害処理

障害内容

MQTの障害処理

ユーザの処理

  • チャネルタイプ対応不可

  • 最大メッセージシーケンス番号不一致

  • 同一チャネル名未定義

  • ネゴシエーション不可能

  • その他

  1. <16341-E>「開始要求拒否」(コーラ側だけで出力)

  2. チャネル定義のMCP障害再試行の指定によって,チャネル確立を再試行します。

  3. 再試行しない場合,または再試行回数を超えた場合はチャネルを終了します(チャネル使用不可状態)。

3.の場合は,チャネル定義を見直して,相手システムの属性と一致させたあと,mqtstachaコマンドを入力してください。

  • 相手キューマネジャ終了中/未起動

  • 相手システムでチャネル使用不可状態

  • その他

  1. <16341-E>「開始要求拒否」(コーラ側だけで出力)

  2. チャネル定義のMCP障害再試行の指定によって,チャネル確立を再試行します。

  3. 再試行しない場合はチャネルを終了します(チャネル停止状態)。

  4. 再試行回数を超えた場合はチャネルを終了します(チャネル使用不可状態)。

3.または4.の場合は,相手システムでチャネル状態を確認しmqtstachaコマンドを入力してください。

  • チャネル状態不一致(相手からの開始要求を受信したが,チャネルは動作している)

  1. <16317-E>「チャネル状態不一致発生」または<16354-W>「チャネル状態不一致発生開始要求受入」(レスポンダ側だけで出力)

  2. チャネル定義の強制確立確認条件の指定によって,強制接続します。

  3. 強制接続しない場合または強制接続条件を満たさない場合は,動作中のチャネルは処理を続行し,チャネル開始要求は拒否します。

なし。

(凡例)

< >:出力されるメッセージログIDです。メッセージログIDには,先頭にKFCAが付きます。

「 」:メッセージログの内容です。

注※

クラスタチャネルの場合は,チャネル状態は「チャネル停止」になります。