mqtstacha(チャネルの開始)
機能
チャネルを開始します。
レシーバチャネル,またはクラスタレシーバチャネルに対して入力された場合,チャネルは開始しませんが,メッセージチャネルエージェントは起動可能になります。
オプション
● -s MQT通信プロセス識別子
〜<16進数字>((01〜ff))
MQT通信プロセス識別子を指定します。
MQT通信プロセス識別子は複数指定できません。
このオプションを省略すると,すべてのMQTサーバに対して,mqtstachaコマンドを実行します。
● -n チャネル名
〜<1〜20文字のMQ文字列>
開始するチャネルのチャネル名を指定します。
複数のチャネル名を指定する場合は,引用符(")で囲んで,チャネル名とチャネル名との間を空白で区切ります。同一チャネル名は,重複して指定できません。
また,チャネル名は,*を使って一括指定ができます。一括指定は一つだけ指定できます。一括指定と一括指定以外のチャネル名を混在して指定できません。一括名は引用符(")で囲んで指定します。
*:すべてのチャネルを開始します。
先行文字列*:先行文字列で始まるチャネルを開始します。
- <複数指定の例>
-
cha1,cha2,およびcha3を指定する場合
-n "cha1 cha2 cha3"
- <一括指定の例>
-
chaで始まるすべてのチャネルを指定する場合
-n "cha*"
● -q 相手キューマネジャ名
〜<1〜48文字のMQ文字列>
開始するチャネルの相手キューマネジャ名を指定します。
複数の相手キューマネジャ名を指定する場合は,引用符(")で囲んで,相手キューマネジャ名と相手キューマネジャ名との間を空白で区切ります(コマンド入力可能な,けた数を指定できます)。同一相手キューマネジャ名は,重複して指定できません。
また,相手キューマネジャ名は,*を使って一括指定ができます。一括指定は,一つだけ指定できます。一括指定と一括指定以外の相手キューマネジャ名を混在して指定できません。一括名は引用符(")で囲んで指定します。
*:すべてのチャネルを開始します。
先行文字列*:先行文字列で始まる相手キューマネジャ名が一致するチャネルを開始します。
- <複数指定の例>
-
相手キューマネジャ名1,相手キューマネジャ名2,および相手キューマネジャ名3を指定する場合
-q "相手キューマネジャ名1△相手キューマネジャ名2△相手キューマネジャ名3"
- <一括指定の例>
-
QM1,QM2,およびQM3を一括して指定する場合
-q "QM*"
● -a
チャネル開始要求を送信しないで,状態だけを「チャネル使用不可」から「チャネル停止」にします。相手システムが指定されたチャネル(TCP定義のmqtalccha定義コマンドの-oオプションの指定あり)の場合,チャネル開始要求を送信しません。省略した場合はチャネルを開始(チャネル開始要求の送信)します。
相手システムを指定していない場合は,このオプションの指定は意味を持ちません。このオプションはチャネル状態が「チャネル使用不可」の場合だけ指定できます。
注意事項
-
クラスタレシーバプロセスに,チャネルインスタンスがない状態では,このコマンドは使用できません。
-
クラスタレシーバプロセスに複数のチャネルインスタンスが存在する場合,-nオプションを指定するとすべてのインスタンスに対して有効になります。チャネルインスタンスを特定する場合は,-qオプションを使用してください。
-
クラスタレシーバチャネル以外のチャネルは,-qオプションに"*"だけ指定できます。
-
クラスタセンダチャネルは,該当するチャネルに割り当てられたメッセージを現状の最適なチャネルへ割り当て直す機能(メッセージ送信経路の再設定)を持っています。機能が動作している間は,このコマンドを入力できません。
出力メッセージ
|
出力メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
|
KFCA16355-I |
運用コマンドを正常に受け付けました。 |
標準出力 |
|
KFCA16356-I |
mqtstachaコマンドの入力形式の表示 |
標準出力 |
|
KFCA16363-W |
入力形式に誤りがあります。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16364-W |
引数の指定に誤りがあります。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16365-E |
運用コマンドを無視しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16366-E |
該当するチャネルがありません。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16367-E |
MQT開始処理中です。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16368-E |
MQT終了処理中です。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16369-E |
コマンド処理中に障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16370-I |
運用コマンドが終了しました。 |
標準出力 |
|
KFCA16371-E |
MQT通信プロセスは起動されていません。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16372-E |
コマンド応答の連絡の受信に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16373-E |
コマンド応答の連絡に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16374-E |
プロセスの検索に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16375-E |
RPC障害が発生しました(コマンド)。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16376-E |
RPC障害が発生しました(通信)。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16377-E |
ネットワーク障害が発生しました(通信)。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16378-E |
ネットワーク障害が発生しました(コマンド)。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16390-E |
ローカルメモリ不足が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16391-E |
メモリ不足が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16392-E |
論理矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16393-E |
障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16394-E |
障害が発生しました。処理を続行します。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16395-E |
共用メモリ不足が発生しました。 |
標準エラー出力 |