mqtaltcha(チャネル属性の変更)
形式
mqtaltcha 〔-s MQT通信プロセス識別子〕 -n チャネル名 〔-l perm|temp〕 -o " 〔{ohostname=相手システムのホスト名 |oipaddr=相手システムのIPアドレス}〕 〔{oservname=相手システムのサービス名 |oportno=相手システムのポート番号}〕"
機能
チャネル定義(TCP定義のmqtalccha定義コマンド)に指定されたチャネルの属性(通信相手システム)を変更します。
このコマンドは,チャネル状態が「チャネル使用不可」または「チャネル停止」の場合に使用できます。
オプション
● -s MQT通信プロセス識別子
〜<16進数字>((01〜ff))
MQT通信プロセス識別子を指定します。
MQT通信プロセス識別子は複数指定できません。
このオプションを省略すると,すべてのMQTサーバに対して,mqtaltchaコマンドを実行します。
● -n チャネル名
〜<1〜20文字のMQ文字列>
属性を変更するチャネルの名称を指定します。ただし,クラスタセンダチャネルの名称は指定できません。
複数のチャネル名を指定する場合は,引用符(")で囲んで,チャネル名とチャネル名との間を空白で区切ります。同一チャネル名は,重複して指定できません。
また,チャネル名は,アスタリスク(*)を使って一括指定ができます。一括指定は一つだけ指定できます。一括指定と一括指定以外のチャネル名を混在して指定できません。一括名は引用符(")で囲んで指定します。
*:すべてのチャネルの属性を変更します。
先行文字列*:先行文字列で始まるチャネルの属性を変更します。
- <複数指定の例>
-
cha1,cha2,およびcha3を指定する場合
-n "cha1 cha2 cha3"
- <一括指定の例>
-
chaで始まるすべてのチャネルを指定する場合
-n "cha*"
● -l perm|temp
〜《temp》
このコマンドで変更したチャネル属性をいつまで有効にするか指定します。
- ・perm
-
次回以降のOpenTP1開始時もこのコマンドで変更後のチャネル属性を有効にします。ただし,チャネル情報を引き継がない状態でOpenTP1を正常開始すると無効になり,TCP定義のmqtalccha定義コマンドで指定した値に戻ります。
チャネル状態を引き継がないようにする条件については,「5.3.2 チャネル情報を引き継がない条件」を参照してください。
- ・temp
-
このコマンドで変更後のチャネル属性を,動作中のOpenTP1を終了するまで有効にします。次回以降のOpenTP1開始時は,このコマンドで変更後のチャネル属性は無効になり,TCP定義のmqtalccha定義コマンドで指定した値に戻ります。
また,permを指定して属性を変更したあと,tempを指定して属性を設定すると,次回以降のOpenTP1開始時にはTCP定義のmqtalccha定義コマンドに指定した値に戻ります。
このオプションを省略すると,tempが設定されます。
● -o
(オペランド)
チャネルを確立する相手システムを変更する場合に指定します。また,LANを二重化した構成では,ネットワークを変更できます。
変更するチャネルがコーラ側の場合だけこのオプションは有効です。また,チャネルタイプがレシーバ,クラスタセンダ,またはクラスタレシーバの場合は指定できません。
チャネルタイプがサーバで,リクエスタの相手システムの情報を無効にする場合は""だけを指定してください。
- ・ohostname=相手システムのホスト名
-
〜<1〜255バイトの文字列>
ホスト名ファイルに登録した相手システムのホスト名を指定します。
- ・oipaddr=相手システムのIPアドレス
-
〜<符号なし整数>((0〜255))
相手システムのIPアドレスを指定します。指定形式はnnn.nnn.nnn.nnnです。nnnの値は0〜255まで指定できます。nnnの値として先頭に0を指定した場合は,8進数値として扱われます。
- ・oservname=相手システムのサービス名
-
〜<1〜32文字の識別子(ハイフン(-)含む)>
相手システムのサービス名を指定します。
- ・oportno=相手システムのポート番号
-
〜<符号なし整数>((1024〜65535))
相手システムのポート番号を指定します。
出力メッセージ
|
出力メッセージID |
内容 |
出力先 |
|---|---|---|
|
KFCA16355-I |
コマンドを正常に受け付けました。 |
標準出力 |
|
KFCA16363-W |
入力形式に誤りがあります。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16364-W |
引数の指定に誤りがあります。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16365-E |
運用コマンドを無視しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16366-E |
該当するチャネルがありません。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16367-E |
MQT開始処理中です。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16368-E |
MQT終了処理中です。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16369-E |
コマンド処理中に障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16370-I |
運用コマンドが終了しました。 |
標準出力 |
|
KFCA16371-E |
MQT通信プロセスは起動されていません。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16372-E |
コマンド応答の連絡の受信に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16373-E |
コマンド応答の連絡に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16374-E |
プロセスの検索に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16375-E |
RPC障害が発生しました(コマンド)。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16376-E |
RPC障害が発生しました(通信)。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16377-E |
ネットワーク障害が発生しました(通信)。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16378-E |
ネットワーク障害が発生しました(コマンド)。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16386-I |
mqtalcchaコマンドの入力形式の表示 |
標準出力 |
|
KFCA16387-I |
チャネル属性を変更しました。 |
標準出力 |
|
KFCA16388-I |
変更したチャネル属性の表示 |
標準出力 |
|
KFCA16390-E |
ローカルメモリ不足が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16391-E |
メモリ不足が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16392-E |
論理矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16393-E |
障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
|
KFCA16394-E |
障害が発生しました。処理を続行します。 |
標準エラー出力 |