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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


mqachgque(キューの属性の変更)

〈このページの構成〉

形式

mqachgque  〔-e〕 〔-c クラスタ内共用クラスタ名称〕  ローカルキュー名
           モデルキューの定義名  キュー属性定義ファイル名

機能

キュー属性定義ファイルに格納されているモデルキューの属性指定定義を基にローカルキューの属性を変更します。

モデルキューの定義の形式は,mqaqueatl定義コマンドと同様の形式で指定します。詳細については,4章の「mqaqueatl(モデルキューの属性定義)」を参照してください。

キュー属性定義ファイルには,複数のモデルキューの属性指定定義を格納できます。その場合は,モデルキューの属性指定定義に指定するモデルキューの定義名をすべて異なる名称にしてください。

このコマンドでキューの属性を変更する場合,mqaqueatl定義コマンドに記載してあるオプションのうち,モデルキューの定義名と変更する属性,およびキューファイル名だけを指定してください。そのほかの属性は省略してください。なお,定義タイプは,このコマンドでは変更できません。

また,-eオプション指定時にだけ変更できる属性があります。-eオプションを指定しないで該当する属性を変更したい場合には,キューを再作成してください。

オプション

● -e

変更不可キュー属性の変更許可を指定します。

次に示す情報を変更する場合に指定してください。

  • 最大メッセージ登録数(-dオプション)

  • 最大メッセージ長(-lオプション)

  • キューの使用方法(-uオプション)

ただし,最大メッセージ登録数(-dオプション)および最大メッセージ長(-lオプション)は元の値より小さい値に変更できません。

現在の最大メッセージ登録数(-dオプション)は,次に示すどちらかで表示される値で確認してください。

  • mqainqコマンドの出力の"最大メッセージ登録数"

  • KFCA31105-Eメッセージの"元の最大メッセージ登録数"

現在の最大メッセージ長(-lオプション)は,KFCA31106-Eメッセージの"元の最大メッセージ長"で確認してください。

● -c クラスタ内共用クラスタ名称

 〜<1〜48文字のMQ文字列>

キューが属するクラスタの名称を指定します。

省略された場合は,キューはクラスタには属しません。

コマンド引数

● ローカルキュー名

 〜<1〜48文字のMQ文字列>

属性を変更するキューの名称を指定します。

● モデルキューの定義名

 〜<1〜48文字のMQ文字列>

定義ファイル内に定義されたモデルキューの定義名を指定します。

● キュー属性定義ファイル名

 〜<パス名>

キュー属性定義(モデルキューの属性指定定義)が格納されているファイルのパス名を指定します。

注意事項

  1. このコマンドは,次に示すどちらかの場合にエラーになります。

    • 指定されたキューファイルがオンラインで使用されている場合

    • 指定されたキュー名がキューファイル上に存在しない場合

  2. このコマンドで変更できるキューは,ローカルキューだけです。

  3. -eオプションを指定してキューの使用方法(-uオプション)を変更したキューについて,次に示す定義を見直してください。

    • リモートキューのローカル定義

      転送キュー名に指定したキューの使用方法はtransmission(転送キュー)にしてください。

    • モデルキューの属性定義

      イニシエーションキュー名に指定したキューの使用方法はnormal(通常キュー)にしてください。

  4. -cオプションを指定したキューの使用方法はnormal(通常キュー)にしてください。

  5. キューファイル二重化構成の場合のバックアップキューファイル名(B系ファイル名)用のmqaqueatl定義は,MQAサービス定義ファイルに作成しないでください。