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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


MQCサービス定義

MQCサーバ機能の定義のうち,MQCサービス定義について説明します。

関連製品であるTP1/Message Queue Accessを使用する場合に作成します。

〈このページの構成〉

概要

MQCサービス定義は,OpenTP1のシステムサービス定義の一つです。

MQCサービス定義は,OSのテキストエディタを使用して,テキストファイルとして作成します。MQCサービス定義の定義ファイル名(完全パス名)を次に示します。

$DCCONFPATH/mqc

機能

MQCサーバ機能の動作を定義します。

種類

MQCサービス定義の種類について,次の表に示します。

表4‒20 MQCサービス定義の種類

形式

オプション

定義内容

指定値

mqcenv

(MQCリスナサーバ通信環境定義)

指定数:1

-p

自システムのポート番号

〜<符号なし整数>

((5001〜65535))

-s

自システムのサービス名

〜<1〜32文字の識別子(ハイフン(-)を含む)>

-e

終了処理監視タイマ値

〜<符号なし整数>

((10〜65535))《180》

(単位:秒)

-r

要求受信監視タイマ値

〜<符号なし整数>

((0,10〜8191))《180》

(単位:秒)

-n

継続セグメント受信監視タイマ値

〜<符号なし整数>

((10〜8191))《30》

(単位:秒)

-g

MQCゲートウェイサーバ監視タイマ値

〜<符号なし整数>

((10〜8191))《30》

(単位:秒)

-c

MQCコネクション確立完了監視タイマ値

〜<符号なし整数>

((10〜8191))《30》

(単位:秒)

-k

回線監視

yes|no

〜《no》

-i

トランザクションブランチ終了監視タイマ値

〜<符号なし整数>

((0〜65535))《180》

(単位:秒)

mqcgwpnam

(MQCゲートウェイサーバ名定義)

指定数:1〜256

-n

MQCゲートウェイサーバ名

〜<1〜8文字の識別子>

-p

自システムのポート番号

〜<符号なし整数>

((5001〜65535))

-s

自システムのサービス名

〜<1〜32文字の識別子(ハイフン(-)を含む)>

注※

次に示す値の合計数を指定してください。

  • MQCクライアント機能が動作するマシンの環境変数にDCMQCEXPTRN=Nを設定しているか,または非XAインタフェースの場合,キューマネジャに同時接続するクライアントアプリケーション数

  • MQCクライアント機能が動作するマシンの環境変数にDCMQCEXPTRN=Yを設定している場合,トランザクションオブジェクトを結合したアプリケーションの数とトランザクションマネジャの数の合計数

  • MQCクライアントがTP1/Server Baseと連携してXAインタフェース接続を行っている場合,MQCクライアントが連携しているTP1/Server Baseのトランザクションサービス定義のtrn_recovery_process_countオペランドの指定値に1を加算した値

  • MQCクライアントがJMSインタフェース機能を使用している場合,次の条件で該当するものの合計値

    条件

    コネクションプーリング機能を使用する

    リソースアダプタのプロパティ定義に指定した[property-name]の[MaxPoolSize]の値+1

    コネクションプーリング機能を使用しない

    全アプリケーション数+1

    MDBキュー監視機能を使用する

    各MDBアプリケーションのプロパティ定義に指定した[pooled-instance]の[maximum]の値の総和