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OpenTP1 Version 7 OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue 使用の手引


TP1/Message Queueの環境作成手順

TP1/Message Queueを使用するための環境作成手順について,次の図に示します。

図4‒1 TP1/Message Queueの環境作成手順

[図データ]

  1. OpenTP1をインストールし,OpenTP1管理者を設定します。

    詳細については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

    キューマネジャクラスタを構成する場合は,あわせてIBM MQでフルリポジトリを構築します。詳細については,IBM MQのマニュアルを参照してください。

  2. TP1/Message Queueで使用するメッセージキューの構成,メッセージ容量,および転送先チャネル構成などを考慮し,TP1/Message Queueの定義ファイルを作成してください。

    詳細については,この章の「定義情報の作成手順」を参照してください。

    キューマネジャクラスタを構成する場合は,あわせてクラスタセンダプロセスおよびクラスタレシーバプロセスについて定義ファイルを作成してください。詳細については,「2.8.9 クラスタ環境の通信構成」を参照してください。

  3. TP1/Server Baseの各定義をTP1/Message Queue起動用に追加および変更してください。

    詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

    キューマネジャクラスタを構成する場合は,あわせてリポジトリ管理サーバユーザサービス定義を定義し,リポジトリ管理サーバを作成してください。詳細については,「2.8.11(3) リポジトリ管理サーバの作成」および「2.8.11(4) リポジトリ管理サーバの環境変数」を参照してください。

  4. TP1/Server Baseの提供するコマンドでOpenTP1ファイルシステムをディスク上に作成してください。

    詳細については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

  5. OpenTP1ファイルシステム上にTP1/Message Queueで使用するキューファイルを作成してください。

    詳細については,6章の「mqainit(キューファイルの割り当て)」を参照してください。

  6. キューファイル上にTP1/Message Queueで使用するキューを作成してください。

    詳細については,6章の「mqamkque(キューの作成)」を参照してください。

    キューマネジャクラスタを構成する場合は,あわせてクラスタ環境のシステムキューを作成してください。詳細については,「2.8.11(6) クラスタ環境のシステムキュー」を参照してください。

  7. 転送先のチャネル構成に合わせて作成したMQT通信構成定義からMQT定義オブジェクトファイルを作成してください。

    詳細については,この章の「MQT定義オブジェクトファイルの作成手順」を参照してください。

  8. TP1/Server Baseを開始してください。

    詳細については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

    キューマネジャクラスタを構成する場合は,あわせてリポジトリ管理サーバを開始します。詳細については,「2.8.11(5) リポジトリ管理サーバの開始方法」を参照してください。