MQT定義オブジェクトファイルの作成手順
MQT定義オブジェクトファイルの作成手順および旧製品の定義を使用する場合の注意事項について説明します。
- 〈このページの構成〉
MQT定義オブジェクトファイルの作成手順
MQT定義オブジェクトファイルは次に示す手順で作成します。
定義オブジェクトファイルは,開始から再開始の間に変更しないでください。変更した場合,再開始の動作は保証されません。
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オペレーティングシステムのテキストエディタを使用して,MQTの定義ファイルから,次に示す定義ソースファイルを作成します。
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MQT通信構成定義のMQT共通定義ソースファイル
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MQT通信構成定義のTCP定義ソースファイル
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MQT通信構成定義のTCP定義ソースファイル(デフォルトチャネル定義)。デフォルトチャネル定義は,省略できます。
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MQT定義オブジェクト生成ユティリティを使用して,定義ソースファイルから,次に示すオブジェクトファイルを作成します。
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MQT通信構成定義のMQT共通定義オブジェクトファイル
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MQT通信構成定義のTCP定義オブジェクトファイル
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MQT定義結合ユティリティを使用して,MQT通信構成定義の,MQT共通定義とTCP定義のオブジェクトファイルを結合します。
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結合したMQT通信構成定義のオブジェクトファイルを,UNIXの場合は$DCCONFPATH,Windowsの場合は%DCCONFPATH%に登録します。
MQT定義オブジェクトファイルの作成方法の概要について,次の図に示します。
MQT通信構成定義でホスト名ファイル,およびサービス名ファイルを更新する場合,次に示す点に注意してください。
相手システムのホスト名(mqtalccha定義コマンドの-o ohostnameオペランド)を指定した場合,ホスト名ファイル,またはネームサーバに相手システムのホスト名を登録しなければなりません。
また,相手システムのホストのサービス名(mqtalccha定義コマンドの-o oservnameオペランド)および自システムのサービス名(mqtalccha定義コマンドの-r servnameオペランド)を指定して,特定のポート番号を使用する場合,サービス名ファイルにサービス名を登録しなければなりません。
旧製品のMQT定義を使用する場合の注意事項
TP1/Message Queue 07-50以降,TP1/Message Queue 05-15以降および05-13以降では,MQT定義の指定を省略した場合の解釈値を変更しました。TP1/Message Queue 07-01以前,TP1/Message Queue 05-14以前または05-12以前の定義を使用する場合,動作が異なることがありますので注意してください。変更内容をそれぞれ表4-17,表4-18および表4-19に示します。
定義コマンド名,オプション名,およびオペランド名 |
TP1/Message Queue 07-01以前で省略した場合の解釈値 |
TP1/Message Queue 07-50以降で省略した場合の解釈値 |
チャネルタイプ |
---|---|---|---|
mqttcp -t disk |
no |
yes |
センダ,サーバ,リクエスタ,レシーバ |
mqttcpcs -t disk |
no |
yes |
クラスタセンダ |
mqttcpcr -t disk |
no |
yes |
クラスタレシーバ |
mqttcp -t bufcnt |
100 |
2500 |
センダ,サーバ,リクエスタ,レシーバ |
mqttcpcs -t bufcnt |
100 |
2500 |
クラスタセンダ |
mqttcpcr -t bufcnt |
100 |
2500 |
クラスタレシーバ |
定義コマンド名,オプション名,およびオペランド名 |
TP1/Message Queue 05-14以前で省略した場合の解釈値 |
TP1/Message Queue 05-15以降で省略した場合の解釈値 |
チャネルタイプ |
---|---|---|---|
mqttcp -v etim |
0 |
360 |
センダ,サーバ,リクエスタ,レシーバ |
mqttcpcs -v etim |
0 |
360 |
クラスタセンダ |
mqttcpcr -v etim |
0 |
360 |
クラスタレシーバ |
定義コマンド名,オプション名,およびオペランド名 |
TP1/Message Queue 05-12で省略した場合の解釈値 |
TP1/Message Queue 05-13以降で省略した場合の解釈値 |
チャネルタイプ |
---|---|---|---|
mqtttim -t btim |
5 |
1 |
すべてのチャネル |
mqtalccha -m maxmsg |
127996000 |
バッファサイズ |
センダ,サーバ,リクエスタ,レシーバ |
mqtalccha -g buftype |
seg |
msg |
センダ,サーバ,リクエスタ,レシーバ |
mqtalccha -b bretrycnt |
0 |
10 |
センダ,サーバ,リクエスタ |
65535 |
10 |
クラスタセンダ,クラスタレシーバ |
|
mqtalccha -b bretrymcp |
no |
yes |
センダ,サーバ,リクエスタ |
mqtalccha -v vretry |
no |
yes |
センダ,サーバ,リクエスタ |
mqtalccha -v htim |
0 |
300 |
センダ,サーバ,リクエスタ,レシーバ |
mqtalccha -s npmspeed |
normal |
fast |
センダ,サーバ,リクエスタ,レシーバ |
mqtalccha -z |
time |
event |
センダ,サーバ |
mqtalccha -f adoptchk |
off |
qmgr |
センダ,サーバ,リクエスタ,レシーバ |
- 注意事項
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TP1/Message Queue 05-12以前の動作を継続する場合の注意事項を次に示します。
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mqtttim定義コマンドの-t btimオペランドは,デフォルトチャネル定義で指定できないため,TP1/Message Queue 05-12以前の動作を継続したい場合は,定義値を指定する必要があります。
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mqtalccha定義コマンドの-b bretrycntオペランドは,0(無限回)を指定できなくなり,指定値の範囲を,"0〜65535"から"1〜999999999"に変更しました。
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mqtalccha定義コマンドの-b bretryintオペランドの指定値の範囲を,"0〜2550"から"0〜999999999"に変更しました。
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サンプルデフォルト定義
既存の定義で,表4-18,および表4-19に示されている項目にある定義のどれかを省略していて,今後も今までの動作を継続したい場合,定義値を指定するか,システム提供のサンプルデフォルト定義を使用してください。サンプルデフォルト定義は,通常チャネル用とクラスタセンダチャネル用に分かれています。次に通常チャネル用とクラスタセンダチャネル用のサンプルデフォルト定義の格納先を示します。
- 通常チャネル用のサンプルデフォルト定義の格納場所
-
examples/mq/conf/def_cha
- クラスタセンダチャネル用のサンプルデフォルト定義の格納場所
-
examples/mq/conf/def_chac
指定方法は,この章の「MQT定義オブジェクト生成ユティリティ」を参照してください。