3.5.1　MQTメイン関数の作成

MQTメイン関数は，UOC関数アドレスを指定し，MQT通信プロセスメイン関数を呼び出すプログラムです。MQTメイン関数とUOCは，同じ言語（ANSI C，C++，またはK&R版C言語）で作成する必要があります。

MQTメイン関数のコーディングについて，次に示します。

ANSI C，C++言語の場合

#include <dcmtcquo.h>     /* TP1/MQ用ヘッダファイル    */ …1.
 
extern long med_uoc01(dcmtcq_uoc_parmlist *);
                         /* メッセージ編集出口UOC関数 */ …2.
 
dcmtcq_uoc_def_t dcmtcq_uoctbl =
                               {NULL, NULL, NULL, NULL}; …3.
 
int main(void)
{
  dcmtcq_uoctbl.med_uoc = (dcmqt_uocfunc)med_uoc01;
                /* メッセージ編集出口UOC関数アドレス設定 */ …4.
  dc_mtcq_main();    /* MQT通信プロセスメイン関数コール  */ …5.
  return(0);                  /* MQTメイン関数リターン  */ …6.
}

1. プロトコル提供ヘッダを取り込みます。

2. 使用するUOC関数のプロトタイプ宣言をします。UOCのリターン値はlong型にしてください。

3. UOCテーブルを確保して，初期化します。必ずこのとおりコーディングしてください。

4. UOC関数のアドレスを，UOCテーブルに設定します。

   dcmtcq_uoctbl.med_uoc：メッセージ編集出口UOC関数のアドレス

5. MQT通信プロセスメイン関数を呼び出します。必ずこのとおりコーディングしてください。

6. MQTメイン関数をリターンします。

K&R版C言語の場合

#include <dcmtcquo.h>      /* TP1/MQ用ヘッダファイル    */ …1.
 
extern long med_uoc01();   /* メッセージ編集出口UOC関数 */ …2.
 
dcmtcq_uoc_def_t dcmtcq_uoctbl;                            …3.
 
main()
{
  dcmtcq_uoctbl.med_uoc = (dcmtcq_uocfunc)med_uoc01;
               /* メッセージ編集出口UOC関数アドレス設定 */ …4.
  dc_mtcq_main();   /* MQT通信プロセスメイン関数コール  */ …5.
}

1. プロトコル提供ヘッダを取り込みます。

2. 使用するUOC関数のextern宣言をします。UOCのリターン値はlong型にしてください。

3. UOCテーブルを確保します。必ずこのとおりコーディングしてください。

4. UOC関数のアドレスを，UOCテーブルに設定します。

   dcmtcq_uoctbl.med_uoc：メッセージ編集出口UOC関数のアドレス

5. MQT通信プロセスメイン関数を呼び出します。必ずこのとおりコーディングしてください。

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