2.3.4 MQTサーバのトリガ起動によるチャネル開始
転送キューにメッセージが登録されたことをMQTサーバが検出し,チャネルを開始する機能です。
チャネルタイプがセンダまたはサーバの場合,転送キューにメッセージが登録されると,イニシエーションキューにトリガメッセージが登録されます。MQTサーバはイニシエーションキューを監視することによって,転送キューへのメッセージ登録を検出して,MCAを起動します。イニシエーションキューは一つのMQTサーバに対して一つだけ指定できます。トリガ起動を使用するチャネルは,使用するすべての転送キューを一つのイニシエーションキューに割り当ててください。一つのイニシエーションキューを複数のMQTサーバに割り当てることはできません。
チャネルタイプがクラスタセンダの場合,イニシエーションキューではなく,チャネル要求監視間隔(mqttcpcs定義コマンド-v stimオペランド指定値)でクラスタ転送キューを監視し,メッセージ登録時に決定した最適なMCAを起動します。そのため,メッセージを登録しても,-v stimオペランドで指定する次の監視時までは,チャネルが開始されないことがあります。
転送キューと対応づけられたチャネルで「チャネル停止」の状態のコーラ側MCAが起動され,チャネル開始要求を相手システムに送ってチャネルを確立します。
トリガ起動によるチャネルの開始について,次の図に示します。
イニシエーションキューの監視方法については,「2.5.4 イニシエーションキュー監視」を参照してください。