mcftalccn（コネクション定義の開始）

●　-c コネクションID　　〜〈識別子〉((1〜8文字))

OpenTP1システム内で，一意となるコネクションIDを指定します。

●　-p onf

プロトコルの種別を指定します。

onf

NIF/OSIプロトコル

●　-n x'自システムのPSAPアドレス'　　〜〈1〜142文字の16進数字〉

自システムのPSAPアドレスを指定します。

自システムのPSAPアドレスの形式を次の図に示します。

ほかのコネクションが使用するPSAPアドレスと重複しないPSAPアドレスを指定してください。

●　-q x'相手システムのPSAPアドレス'　　〜〈1〜186文字の16進数字〉

相手システムのPSAPアドレスを指定します。

相手システムのPSAPアドレスの形式を次に示します。なお，NSAP値の形式については，マニュアル「通信管理 XNF/AS NSAPアドレス概説編」を参照してください。

-nオプションで指定する自システムのPSAPアドレスと，-qオプションで指定する相手システムのPSAPアドレスの組み合わせは，ほかのコネクションが使用する組み合わせと重複しないでください。

●　-g

（オペランド）

sndbuf=メッセージ送信用バッファグループ番号　　〜〈符号なし整数〉((1〜512))

メッセージ送信用バッファのグループ番号を指定します。

バッファグループ定義（mcftbuf -g）のgroupnoオペランドに指定されているバッファグループ番号を指定してください。

rcvbuf=メッセージ受信用バッファグループ番号　　〜〈符号なし整数〉((1〜512))

メッセージ受信用バッファのグループ番号を指定します。

バッファグループ定義（mcftbuf -g）のgroupnoオペランドに指定されているバッファグループ番号を指定してください。

●　-e

（オペランド）

msgbuf=メッセージ編集用バッファグループ番号　　〜〈符号なし整数〉((1〜512))

入力，出力メッセージ編集UOC呼び出し時に，メッセージ編集用として使用するバッファグループ番号を指定します。

このオペランドを省略した場合は，メッセージ編集用バッファは確保されません。メッセージ編集用バッファグループ番号は，バッファグループ定義（mcftbuf -g）のgroupnoオペランドで指定するバッファグループ番号を指定してください。

count=メッセージ編集用バッファ数　　〜〈符号なし整数〉((1〜131070))

入力，出力メッセージ編集UOC呼び出し時に，メッセージ編集用として使用するバッファの数を指定します。

msgbufオペランドで指定するメッセージ編集用バッファグループ番号に対応するバッファグループ定義（mcftbuf -g）のcountオペランドおよびextendオペランドで指定するバッファ数の中から，メッセージ編集用に使用するバッファ数を指定してください。

メッセージ編集用バッファグループ番号に対応するmcftbufのcountオペランドおよびextendオペランドには，すべての論理端末で入力メッセージ編集UOCおよび出力メッセージ編集UOCが，同時に動作した場合を考慮した面数を指定してください。

また，このオペランドの指定は，バッファグループ定義（mcftbuf -g）のcountオペランドおよびextendオペランドで指定されたバッファ数の合計値を超える指定はできません。

msgbufオペランドを省略した場合は，このオペランドの指定は無効です。

msgbufオペランドを指定した場合，このオペランドを省略できません。省略した場合，定義オブジェクト生成時にKFCA11519-Eメッセージを出力してエラーとなります。

●　-m

（オペランド）

mode=xnfas

使用する通信管理を次の値で指定します。

このオペランドは必ず指定してください。

xnfas

XNF/AS

●　-t int｜rsp　　〜《int》

コネクション確立時の発呼と着呼の識別を指定します。

int

自システムが発呼側

rsp

自システムが着呼側

●　-i auto｜manual　　〜《manual》

オンライン開始時にコネクションを自動的に確立するかどうかを指定します。

auto

オンライン開始時にコネクションを自動的に確立します。

manual

MCF起動後，コネクションを確立します。コネクションの確立は，運用コマンド（mcftactcn）の入力，またはAPI（dc_mcf_tactcn関数もしくはCBLDCMCF('TACTCN△△')）の発行で行います。

●　-b

（オペランド）

bretry=yes｜no　　〜《yes》

コネクション確立時に障害が発生した場合，コネクション確立再試行をするかどうかを指定します。

yes

コネクション確立再試行をします。

no

コネクション確立再試行をしません。

bretrycnt=コネクション確立障害時の確立再試行回数　　〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《0》（単位：回）

コネクションの確立再試行をする場合の確立再試行回数を指定します。このオペランドを省略した場合，または0を指定した場合，確立再試行を無限回繰り返します。

bretryオペランドでnoを指定した場合，bretrycntオペランドの指定は無効になります。

bretryint=コネクション確立障害時の確立再試行間隔　　〜〈符号なし整数〉((0〜2550))《60》（単位：秒）

コネクションの確立再試行をする場合の確立再試行間隔を指定します。0を指定した場合，直ちにコネクションの確立再試行をします。

bretryオペランドでnoを指定した場合，bretryintオペランドの指定は無効になります。

注意事項

再試行間隔の精度は秒単位です。また，タイマ定義（mcfttim -t）のbtimオペランドで指定する時間の間隔で再試行するかどうかをチェックします。このため，このオペランドで指定した再試行間隔と実際に再試行する時間には秒単位の誤差が生じます。

●　-v

（オペランド）

tim1=正常処理監視タイマ値　　〜〈符号なし整数〉((0,10〜8191))《60》（単位：秒）

正常処理監視タイマ値を指定します。

0を指定した場合，正常処理監視をしません。

注意事項

監視時間の精度は秒単位です。また，タイマ定義（mcfttim -t）のbtimオペランドで指定する時間の間隔でタイムアウトが発生したかどうかを監視しています。このため，このオペランドで指定した監視時間と実際にタイムアウトを検出する時間には秒単位の誤差が生じます。そのため，タイミングによっては，指定した監視時間よりも短い時間でタイムアウトすることがあります。

tim2=ユーザ処理監視タイマ値　　〜〈符号なし整数〉((0,10〜8191))《60》（単位：秒）

ユーザ処理監視タイマ値を指定します。

0を指定した場合，ユーザ処理監視をしません。

注意事項

監視時間の精度は秒単位です。また，タイマ定義（mcfttim -t）のbtimオペランドで指定する時間の間隔でタイムアウトが発生したかどうかを監視しています。このため，このオペランドで指定した監視時間と実際にタイムアウトを検出する時間には秒単位の誤差が生じます。そのため，タイミングによっては，指定した監視時間よりも短い時間でタイムアウトすることがあります。

tim3=送達確認監視タイマ値　　〜〈符号なし整数〉((0,10〜8191))《60》（単位：秒）

送達確認監視タイマ値を指定します。

0を指定した場合，送達確認監視をしません。

注意事項

監視時間の精度は秒単位です。また，タイマ定義（mcfttim -t）のbtimオペランドで指定する時間の間隔でタイムアウトが発生したかどうかを監視しています。このため，このオペランドで指定した監視時間と実際にタイムアウトを検出する時間には秒単位の誤差が生じます。そのため，タイミングによっては，指定した監視時間よりも短い時間でタイムアウトすることがあります。

tim4=連続送信監視タイマ値　　〜〈符号なし整数〉((0,10〜8191))《60》（単位：秒）

連続送信監視タイマ値を指定します。

0を指定した場合，連続送信監視をしません。

注意事項

監視時間の精度は秒単位です。また，タイマ定義（mcfttim -t）のbtimオペランドで指定する時間の間隔でタイムアウトが発生したかどうかを監視しています。このため，このオペランドで指定した監視時間と実際にタイムアウトを検出する時間には秒単位の誤差が生じます。そのため，タイミングによっては，指定した監視時間よりも短い時間でタイムアウトすることがあります。

tim5=終了処理監視タイマ値　　〜〈符号なし整数〉((0，10〜65535))《300》（単位：秒）

終了処理監視タイマ値を指定します。

0を指定した場合，終了処理監視をしません。

注意事項

監視時間の精度は秒単位です。また，タイマ定義（mcfttim -t）のbtimオペランドで指定する時間の間隔でタイムアウトが発生したかどうかを監視しています。このため，このオペランドで指定した監視時間と実際にタイムアウトを検出する時間には秒単位の誤差が生じます。そのため，タイミングによっては，指定した監視時間よりも短い時間でタイムアウトすることがあります。

●　-o

（オペランド）

ownsid=x'自システムID'　　〜〈16進数字〉((0001〜ffff))

自システムのシステムIDをネットワーク内で一意に指定します。

otrsid=x'相手システムID'　　〜〈16進数字〉((0001〜ffff))

相手システムのシステムIDをネットワーク内で一意に指定します。

●　-y

（オペランド）

nummax=NIF通番最大値　　〜〈符号なし整数〉((1〜4294967295))《32767》

通番管理機能で使用するNIF通番の最大値を指定します。

●　-x

（オペランド）

embed=yes｜no　　〜《yes》

コネクションの確立方式を指定します。

ただし，-tオプションでrspを指定した場合，このオペランドの指定は無効になります。

yes

重畳型（OSI構造の層の中のACSEとNIF/OSIを同時に確立します。重畳型で接続できる端末の台数は，1〜33台です）

no

非重畳型（OSI構造の層の中のACSEを確立してからNIF/OSIを確立します。非重畳型で接続できる端末の台数は，1〜2048台です）

agentnum=asn1｜fixed　　〜《asn1》

NIFヘッダに設定するエージェント番号のオクテット数を指定します。

このオペランドの指定を省略した場合，asn1に設定されます。

asn1

ASN.1のエンコード規則に従い，最小のオクテット数に設定します。

fixed

2オクテット固定で設定します。

●　-z

（オペランド）

slot=仮想スロット番号　　〜〈符号なし整数〉((0〜65535))

仮想スロット番号を指定します。

XNF/ASの通信構成定義で指定する仮想スロット番号を指定してください。

このオペランドは必ず指定してください。