Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSAS-NIF編


2.2.2 同期型の問い合わせメッセージの送信

TP1/NET/OSAS-NIFが,相手システムへ同期型の問い合わせメッセージを送信し,相手システムからの応答メッセージを受信した場合の処理の流れを説明します。

同期型の問い合わせメッセージの送信と応答メッセージの受信の流れを次の図に示します。

図2‒18 同期型の問い合わせメッセージの送信と応答メッセージの受信の流れ

[図データ]

  1. MHPまたはSPPから,request型論理端末(同期型)あてに問い合わせメッセージを送信します。

    request型論理端末(同期型)は使用状態となり,同じ論理端末あてにSENDRECV要求を発行できません。

  2. TP1/NET/OSAS-NIFは出力キューに書き込まれたメッセージを取り出します。

  3. 出力メッセージ編集UOCでメッセージを編集します。

  4. 相手システムへ問い合わせメッセージを送信します。

  5. 相手システムから応答メッセージを受信します。

  6. 入力メッセージ編集UOCでメッセージを編集します。

  7. TP1/NET/OSAS-NIFは入力キューへ応答メッセージを書き込みます。

    1.で使用状態としたrequest型論理端末(同期型)の状態を解除し,同じ論理端末あてにSENDRECV要求を発行可能とします。

  8. 問い合わせメッセージを送信したUAPに制御が渡され,応答メッセージを受け取ります。

    応答メッセージが複数のセグメントの場合,RECVSYNC要求を発行して,後続セグメントを受信します。