OpenTP1のネットワークコミュニケーション定義のうち，TP1/NET/X25に固有の定義の一覧を次の表に示します。

表6-2　TP1/NET/X25固有の定義の一覧

定義名		コマンド	オプション・オペランド		定義内容	指定値 ((値範囲)) 《省略時解釈値》
MCF通信構成定義	共通定義	mcftcomn※（PVCの場合） （MCF通信構成共通定義） 指定数：1	-b※	bufretry	受信バッファ空き待ち有無	《yes》｜no
				retrycnt	受信バッファ空き待ち再試行回数	符号なし整数((0〜128))《1》
				retryint	受信バッファ空き待ち時間	符号なし整数((1〜65535))《180》（単位：秒）
	PVCのプロトコル固有定義	mcftalccn（コネクション定義の開始） 指定数：1〜512	-c	−	コネクションID	1〜8文字の識別子
			-p	−	プロトコルの種別	x25
			-g	sndbuf	送信用バッファグループ番号	符号なし整数((1〜512))
				rcvbuf	受信用バッファグループ番号	符号なし整数((1〜512))
			-e	msgbuf	編集用バッファグループ番号	符号なし整数((1〜512))
			-i	−	コネクション確立方法	auto｜《manual》
			-j	−	接続プロトコル	pvc
			-z	vslot	仮想スロット番号	符号なし整数((1〜1000))
			-n	group	論理チャネルグループ番号	符号なし整数((0〜15))
				number	論理チャネル番号	符号なし整数((1〜255))
			-x	−	コネクション自動再確立の指定	auto｜《manual》
			-a	aretrycnt	コネクション確立再試行回数	符号なし整数((0〜65535))《0》
				aretryint	コネクション確立再試行間隔	符号なし整数((0〜2550))《0》（単位：秒）
			-l	−	論理端末の閉塞解除の方法	auto｜《manual》
			-o	ctlheader	制御ヘッダ使用の有無	use｜《nouse》
				resetind	リセットパケットの処置方法	use｜《nouse》｜error
			-u	spktsize	送信パケットサイズ	符号なし整数((128，256，512，1024，2048，4096))《1024》
				rpktsize	受信パケットサイズ	符号なし整数((128，256，512，1024，2048，4096))《1024》
			-w	swndsize	送信ウィンドウサイズ	符号なし整数((1〜7))《2》
				rwndsize	受信ウィンドウサイズ	符号なし整数((1〜7))《2》
		mcftalcle（論理端末定義） 指定数：mcftalccnと同数	-l	−	論理端末名称	1〜8文字の識別子
			-t	−	論理端末の端末タイプ	any
			-m	mmsgcnt	メモリ出力メッセージ最大格納数	符号なし整数　((0〜65535))　《0》
				dmsgcnt	ディスク出力メッセージ最大格納数	符号なし整数　((0〜65535))　《0》
			-k	quekind	出力キューの媒体の種類	《memory》｜disk
				quegrpid	キューグループID	1〜8文字の識別子
			-o	aj	送信完了情報取得の要否	《yes》｜no
			-v	−	アプリケーション名	1〜8文字の識別子
		mcftalced（コネクション定義の終了）指定数：mcftalccnと同数	−	−	コネクション定義の終了	−
	VCのプロトコル固有定義	mcftalccn（コネクション定義の開始） 指定数：1〜512	-c	−	コネクションID	1〜8文字の識別子
			-p	−	プロトコルの種別	x25
			-g	sndbuf	送信用バッファグループ番号	符号なし整数　((1〜512))
				rcvbuf	受信用バッファグループ番号	符号なし整数((1〜512))
			-e	msgbuf	編集用バッファグループ番号	符号なし整数((1〜512))
			-i	−	コネクション確立方法	auto｜《manual》
			-j	−	接続プロトコル	vc
			-z	vslot	仮想スロット番号	符号なし整数((1〜1000))
			-a	aretry	コネクション確立再試行の有無	《yes》｜no
				aretrycnt	コネクション確立再試行回数	符号なし整数((0〜65535))《0》
				aretryint	コネクション確立再試行間隔	符号なし整数((0〜2550))《0》（単位：秒）
			-o	ctlheader	制御ヘッダ使用の有無	use｜《nouse》
				itdata	割り込みメッセージ 受信通知の要否	use｜《nouse》
			-t	−	コネクションの種類	int｜《rsp》
			-q	snpa	相手SNPAアドレス	1〜30けたの数字
				inserv	INSサービス種別	4けたの16進数字
				inspeed	INS回線速度	4けたの16進数字
			-f	kind	MCFイベントの種別	cerr｜《ccls》
		mcftalcle（論理端末定義） 指定数：mcftalccnと同数	-l	−	論理端末名称	1〜8文字の識別子
			-t	−	論理端末の端末タイプ	any
			-m	mmsgcnt	メモリ出力メッセージ最大格納数	符号なし整数((0〜65535))《0》
				dmsgcnt	ディスク出力メッセージ最大格納数	符号なし整数((0〜65535))《0》
			-k	quekind	出力キューの媒体の種類	《memory》｜disk
				quegrpid	キューグループID	1〜8文字の識別子
			-o	aj	送信完了情報取得の要否	《yes》｜no
			-v	−	アプリケーション名	1〜8文字の識別子
		mcftalced（コネクション定義の終了）指定数：mcftalccnと同数	−	−	コネクション定義の終了	−

（凡例）

−：該当しません。

注※

TP1/NET/X25に固有の定義だけ記載してあります。このほかにも，プロトコルで共通の定義コマンド，オプション，オペランドがあります。それらについては，マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。