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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/User Datagram Protocol編


9.1.4 送信スケジュール関係障害(メッセージ送信)

表9‒4 送信スケジュール関係の障害と対応処理

障害の内容

TP1/NET/UDPの処理

ユーザの処理

メッセージ読み込み障害

  1. メッセージ出力障害を通知するメッセージログ(KFCA10605-E 障害コード:-10341以外),および論理端末障害を通知するメッセージログ(KFCA18902-E)を出力します。

  2. 論理端末を閉塞します。

  3. CERREVT(送信メッセージ取得失敗)を起動します。

  4. 同期型メッセージの送信をしている場合,UAPにエラーリターンします。

定義誤りの場合,誤りを訂正し,定義オブジェクトを作り直してOpenTP1を再開始します。

送信メッセージ長不正

(メッセージ長≦制御ヘッダ長)

  1. 論理端末障害を通知するメッセージログ(KFCA18902-E)を出力します。

  2. 論理端末を閉塞します。

  3. CERREVT(送信メッセージサイズ不正)を起動します。

  4. 同期型メッセージの送信をしている場合,UAPにエラーリターンします。

UAPを見直し,障害の要因を取り除いたあと,次のどちらかの方法で論理端末を閉塞解除します。

・運用コマンド(mcftactle)を入力する

・API(dc_mcf_tactle関数またはCBLDCMCF('TACTLE△△'))を発行する

UAP応答障害

  1. 論理端末障害を通知するメッセージログ(KFCA18902-E)を出力します。

  2. 論理端末を閉塞します。

  3. CERREVT(UAP同期応答障害)を起動します。

UAPを見直し,障害の要因を取り除いたあと,次のどちらかの方法で論理端末を閉塞解除します。

・運用コマンド(mcftactle)を入力する

・API(dc_mcf_tactle関数またはCBLDCMCF('TACTLE△△'))を発行する

UDPプロトコル送信障害

  1. 論理端末障害を通知するメッセージログ(KFCA18902-E)を出力します。

  2. 論理端末を閉塞します。

  3. CERREVT(メッセージ送信障害)を起動します。

  4. 同期型メッセージの送信をしている場合,UAPにエラーリターンします。

障害の要因を取り除いたあと,次のどちらかの方法で論理端末を閉塞解除します。

・運用コマンド(mcftactle)を入力する

・API(dc_mcf_tactle関数またはCBLDCMCF('TACTLE△△'))を発行する