mcftalccn(コネクション定義の開始)
形式
mcftalccn -c コネクションID -p xp -g "sndbuf=メッセージ送信用バッファグループ番号 rcvbuf=メッセージ受信用バッファグループ番号" 〔-e "msgbuf=メッセージ編集用バッファグループ番号 count=メッセージ編集用バッファ数"〕 〔-i auto|manual〕 〔-b "〔bretry=yes|no〕 〔bretrycnt=コネクション確立障害時の確立再試行回数〕 〔bretryint=コネクション確立障害時の確立再試行間隔〕"〕 -S "svname=接続対象の表示印刷サービス名 type=DSP|PRT"
機能
コネクションに関する環境を定義します。
オプション
●-g
(オペランド)
●-e
(オペランド)
- msgbuf=メッセージ編集用バッファグループ番号 〜〈符号なし整数〉((1〜512))
-
入力,出力メッセージ編集UOCを使用する場合,メッセージ編集用として使用するバッファグループ番号を指定します。このオペランドを省略した場合は,メッセージ編集用バッファは確保されません。
バッファグループ定義(mcftbuf -g)のgroupnoオペランドに指定されているバッファグループ番号を指定してください。
- count=メッセージ編集用バッファ数 〜〈符号なし整数〉((1〜131070))
-
入力,出力メッセージ編集UOCを使用する場合,メッセージ編集用として使用するバッファの数を指定します。
ここで指定したバッファ数が,UOCに編集バッファとして渡されるので,最大セグメント分割数を指定してください。
TP1/NET/XMAP3では,ここに指定した数を入力,出力メッセージ編集UOCに同時に割り当てることがあるので,ここで指定したバッファグループを定義したバッファグループ定義(mcftbuf -g)のcount,およびextendオペランドでの指定値の和は,メッセージ編集用バッファ数の2倍を確保してください。複数コネクションでバッファグループを共用する場合はコネクションごとの和を指定してください。
msgbufオペランドを省略した場合は,このオペランドの指定は無効です。
●-i auto|manual 〜《manual》
OpenTP1システム開始時および再開始時の,コネクションの確立方法を指定します。
●-b
(オペランド)
- bretry=yes|no 〜《yes》
-
コネクション確立時に障害が発生した場合,コネクションの確立再試行をするかどうかを指定します。
- bretrycnt=コネクション確立障害時の確立再試行回数 〜〈符号なし整数〉((0〜65535))《3》(単位:回)
-
コネクション確立障害時の確立再試行回数を指定します。
このオペランドを省略した場合は,3が設定されます。
0を指定した場合,無限に確立再試行を繰り返します。
bretryオペランドでnoを指定した場合,このオペランドの指定は無効になります。
- bretryint=コネクション確立障害時の確立再試行間隔 〜〈符号なし整数〉((0〜2550))《60》(単位:秒)
-
コネクション確立障害時の確立再試行間隔を指定します。
0を指定した場合,障害が発生するたびにコネクションの確立再試行をします。
bretryオペランドでnoを指定した場合,このオペランドの指定は無効になります。
- 注意事項
-
再試行間隔の精度は秒単位です。また,タイマ定義(mcfttim -t)のbtimオペランドで指定する時間の間隔で再試行するかどうかをチェックします。このため,このオペランドで指定した再試行間隔と実際に再試行する時間には秒単位の誤差が生じます。
注意事項
-gオプション,および-eオプションで指定するバッファグループ番号は,バッファグループ定義(mcftbuf)で指定したバッファグループ番号に対応させてください。バッファグループ定義(mcftbuf)でコネクションごとに割り当てる資源の量を次の表に示します。バッファグループ定義(mcftbuf)の詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。