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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/XMAP3編


2.4.5 メッセージの分割と組み立て

UAPがTP1/NET/XMAP3との間で扱うメッセージの形式を,論理セグメント群形式と呼びます。この形式では,一つのメッセージが,一つまたは複数のセグメントで構成されます。ただし,複数のセグメントは,MCFイベントまたはアプリケーション起動で渡されたメッセージを受信する場合だけです。表示印刷サービスから受信するメッセージおよび表示印刷サービスに送信するメッセージは,一つのセグメントで構成されます。

1回のメッセージ送受信では,一つのセグメントの受信や送信をします。したがって,1論理メッセージが複数のセグメントに分割されている場合,UAPでは1論理メッセージの送受信に複数回メッセージ関数を呼び出さなければなりません。

メッセージ送信では,1論理メッセージの長さを32000バイト以内にする必要があります。

メッセージ送受信関数の使用方法を,次の図に示します。

図2‒16 メッセージ送受信関数の使用方法

[図データ]