2.3.2　論理端末のキュー状態の閉塞と閉塞解除

ここでは，入力キューおよび出力キューを管理するキュー状態の閉塞と閉塞解除について説明します。

TP1/NET/XMAP3は，閉塞されているキューに対応するUAPへの送信メッセージを破棄します。また，閉塞されているキューに対応するUAPから表示印刷サービスへの送信メッセージは，表示印刷サービスへ送信されないで，出力キューに蓄えられます。

キュー状態は，コネクションが確立しているかどうかに関係なく，閉塞したり，閉塞解除したりできます。

オンライン開始時にTP1/NET/XMAP3が管理するすべてのキュー状態は，閉塞解除状態になります。

オンライン中に運用コマンド（mcftdctle）で閉塞した場合は，運用コマンド（mcftactle）で閉塞解除できます。オンライン中に状態が閉塞解除のときは，運用コマンド（mcftdctle）で閉塞できます。

なお，UAPからAPI（dc_mcf_tdctle関数，dc_mcf_tactle関数）を発行すれば，論理端末のキュー状態と端末状態をまとめて閉塞したり閉塞解除したりできます。APIの詳細については，「3.　C言語のライブラリ関数」，または「4.　COBOL-UAP作成用プログラムインタフェース」を参照してください。