2.1.4 論理端末とアプリケーションの型の関係
TP1/NET/OSI-TPで扱う論理端末の端末タイプは,any(任意型)です。この端末タイプを指定することで,TP1/NET/OSI-TPで使用するすべての通信形態に対応できます。
アプリケーションは,ユーザが送受信データの中に指定したアプリケーション名をキーとして,一つのUAP(MHP)プロセスで実行されます。アプリケーションは,サービスの方式によって型が異なります。この型を,TP1/Message Controlのアプリケーション属性の一つとして,システム定義で指定します。
TP1/NET/OSI-TPで指定するアプリケーションの型は,非応答型(noans)です。
論理端末の端末タイプ,メッセージ,アプリケーションの型,UAPインタフェース,および通信形態の関係を次の表に示します。
論理端末の端末タイプ |
メッセージ |
アプリケーションの型 |
UAPインタフェース |
通信形態 |
---|---|---|---|---|
any (任意型論理端末) |
一方送信メッセージ |
非応答型 (noans) |
receive |
一方受信 |
sendsync |
同期送信 |
|||
recvsync |
同期受信 |
|||
sendrecv |
同期送受信 |