付録F.2 任意の相手システムとのメッセージ衝突
TP1/NET/TCP/IPのメッセージ送信と,任意の相手システムからのメッセージ送信が衝突した場合,TP1/NET/TCP/IPは受信メッセージ判定UOCの指定内容に従って動作します。UOCで,受信したメッセージの種別,および送信処理中のメッセージの処理内容を指定し,送受信メッセージが衝突した場合のTP1/NET/TCP/IPの動作を決定してください。メッセージの処理内容については,「5.1.12(5) ユーザが値を設定する項目」を参照してください。
送受信メッセージ衝突時の処理の流れを,次に示す受信メッセージ判定UOCの設定の例ごとに説明します。
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メッセージ種別が一方送信メッセージ,送達確認メッセージ送信要,送信処理継続の設定の場合
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メッセージ種別が一方送信メッセージ,送達確認メッセージ送信要,送信処理再送の設定の場合
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メッセージ種別が一方送信メッセージ,送達確認メッセージ送信要,送信処理停止の設定の場合
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メッセージ種別が破棄メッセージ,送信処理継続の設定の場合
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メッセージ種別がコネクション解放の設定の場合
- 〈この項の構成〉
(1) メッセージ種別が一方送信メッセージ,送達確認メッセージ送信要,送信処理継続の設定の場合
送信処理を継続します。UAPに受信メッセージを通知したあと,相手システムに送達確認メッセージを送信します。この場合の処理の流れを次の図に示します。
(2) メッセージ種別が一方送信メッセージ,送達確認メッセージ送信要,送信処理再送の設定の場合
UAPからの送信処理を一時的に中断します。相手システムからの一方送信メッセージ受信処理完了後,相手システムにUAPからの一方送信メッセージを再送します。この場合の処理の流れを次の図に示します。
(3) メッセージ種別が一方送信メッセージ,送達確認メッセージ送信要,送信処理停止の設定の場合
論理端末を閉塞して送信処理を停止し,受信処理を続行します。この場合の処理の流れを次の図に示します。
(4) メッセージ種別が破棄メッセージ,送信処理継続の設定の場合
受信メッセージを破棄し,送信処理を継続します。この場合の処理の流れを次の図に示します。
(5) メッセージ種別がコネクション解放の設定の場合
受信メッセージを破棄し,コネクション解放します。この場合の処理の流れを次の図に示します。