2.1.4 相手アドレスを指定したコネクションの確立(クライアント型コネクション)
クライアント型コネクションの確立の場合,相手アドレスを指定してコネクションを確立できます。
相手アドレスを指定したコネクション確立は,次に示すような場合に有効です。
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接続相手の数が一つのMCF通信プロセスで定義できる最大数を超える場合
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OpenTP1がオンライン状態で接続相手を追加する場合
相手アドレスの指定は,dc_mcf_tactcn関数またはCBLDCMCF('TACTCN△△')で行います。指定できるのは,自システムのIPアドレス,ポート番号,相手システムのIPアドレス,およびポート番号です。このとき,コネクション定義(mcftalccn)に指定したこれらの項目は無効となります。
相手アドレスを指定したコネクションの確立を次の図に示します。