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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/TCP/IP編


付録K 用語解説

(英字)

AJ(メッセージ送信完了ジャーナル)

MCFが取得する統計用の履歴情報の一つです。メッセージ出力通番,出力先論理端末名などで構成されます。

AJの取得タイミングは,メッセージ送達確認機能を使用しているかどうかで異なります。メッセージ送達確認機能を使用していない場合は,メッセージをTCP/IPソケットの送信バッファにすべて格納した直後です。メッセージ送達確認機能を使用している場合は,メッセージをTCP/IPソケットの送信バッファにすべて格納したあと,相手システムから送達確認メッセージまたは応答専用データを受信した直後です。

GJ(メッセージ受信ジャーナル)

MCFが取得する統計用の履歴情報の一つです。入力メッセージサイズ,入力論理端末名などで構成されます。

GJの取得タイミングは,非同期受信関数を発行して,MHPが受信メッセージを入力キューから取り出した直後です。

IJ(メッセージ入力ジャーナル)

MCFが取得する統計用の履歴情報の一つです。メッセージ入力通番,入力論理端末名,入力メッセージ種別,および入力メッセージなどで構成されます。

IJの取得タイミングは,相手システムから受信したメッセージを入力キューに格納する直前です。

MJ(メッセージジャーナル)

MCFが取得する統計用の履歴情報の一つです。入力論理端末名または出力論理端末名,メッセージジャーナル種別,入力または出力メッセージ(入力メッセージ編集前のデータ,または出力メッセージ編集後のデータ)などで構成されます。

MJの取得タイミングは,入力メッセージの場合,入力メッセージ編集UOCを呼び出す直前です。また,出力メッセージの場合,出力メッセージ編集UOCを呼び出した直後です。

OJ(メッセージ出力ジャーナル)

MCFが取得する統計用の履歴情報の一つです。メッセージ出力通番,出力論理端末名,出力メッセージ種別,出力メッセージなどで構成されます。

OJの取得タイミングは,非同期送信関数を発行して,UAPが送信メッセージを出力キューに格納した直後です。

TCP/IPプロトコル

米国防省を中心に開発されたプロトコル群の総称です。主として,LAN上のワークステーションおよびパーソナルコンピュータ間での通信プロトコルに使用され,事実上の標準プロトコルとなっています。

(カ行)

キープアライブ

相手システムに一定間隔でパケットを送信することで,コネクション切断を検出するための機能です。

クライアント

コネクション確立時,相手システムに対して,確立要求をする機能およびシステムです。

コネクション

TP1/NET/TCP/IPがAP間通信をするときに,自システムと相手システムの間に確立する論理的通信路です。

(サ行)

サーバ

コネクション確立時,相手システムからの確立要求を受ける機能およびシステムです。

出力キュー

処理の結果として出力メッセージを管理する待ち行列です。

(ナ行)

入力キュー

処理要求として入力メッセージを管理する待ち行列です。

(ハ行)

ポート番号

ネットワーク上で提供する,各サービスに付ける固有の番号です。

(ラ行)

論理端末

TP1/NET/TCP/IPとUAPとの通信接点です。TP1/NET/TCP/IPとUAPは,論理端末単位にメッセージの送受信をします。