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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プロトコル TP1/NET/TCP/IP編


2.1.13 キープアライブ

障害はTCP/IPの特性上,確実に検出できません。障害を確実に検出するために,TP1/NET/TCP/IPではOSが提供しているソケットオプション「SO_KEEPALIVE」を使用して,キープアライブを行います。キープアライブとは,コネクションがメッセージ送受信中でない場合に,相手システムに対して,一定間隔でパケットを送信し,その間に応答がなければ障害と見なしてコネクションを切断する機能です。キープアライブを使用するかどうかはコネクション定義(mcftalccn -k)のkeepaliveオペランドで指定します。

TCP/IPのキープアライブの仕様はOSの実装によって異なり,ネットワークの負荷を高める場合があります。コネクション障害を確実に検出したい場合だけ使用してください。なお,キープアライブによって障害が検出された場合は,KFCA14802-Eが出力されます。